涙で描いた祖国―北朝鮮難民少年チャン・キルスの手記 の感想
参照データ
タイトル | 涙で描いた祖国―北朝鮮難民少年チャン・キルスの手記 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | チャンキルスとその家族 |
販売元 | 風媒社 |
JANコード | 9784833131308 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » 文学・評論 |
購入者の感想
著者のチャン・キルスは2001年6月北京の国連難民高等弁務官事務所に侵入・篭城の上韓国に一家で亡命を果たしました。2002年6月に起きた藩陽の日本領事館連行事件の家族の親類です。
キルスの絵はつたないものです。でも、そこに描かれている事実は想像以上の悲惨なものでした。
食料がなく粥で重労働をする人々。倫理も道徳もなくなり道端に倒れている人がいても素通りする人々。公開処刑は頻繁に行われ、銃殺され頭から脳みそや目玉などが飛び出ている絵。ご飯を食べ過ぎるからと妻と息子が家長を殺す所。へびやねずみを食べる人々。生き残る方法は脱出のみと命をかけて流れの速い豆満川を渡る所。巨大な監獄・労働教養集結所。中国での隠れて息を潜めた生活。
文章は家族がそれぞれの見聞きした事を書いていますので、ときどき解りにくい部分もありますが、絵の語る「真実」が何よりも重くのしかかります。
すぐ、隣にこのような国があることを忘れてはいけないと思います。
キルスの絵はつたないものです。でも、そこに描かれている事実は想像以上の悲惨なものでした。
食料がなく粥で重労働をする人々。倫理も道徳もなくなり道端に倒れている人がいても素通りする人々。公開処刑は頻繁に行われ、銃殺され頭から脳みそや目玉などが飛び出ている絵。ご飯を食べ過ぎるからと妻と息子が家長を殺す所。へびやねずみを食べる人々。生き残る方法は脱出のみと命をかけて流れの速い豆満川を渡る所。巨大な監獄・労働教養集結所。中国での隠れて息を潜めた生活。
文章は家族がそれぞれの見聞きした事を書いていますので、ときどき解りにくい部分もありますが、絵の語る「真実」が何よりも重くのしかかります。
すぐ、隣にこのような国があることを忘れてはいけないと思います。