グレープフルーツ・ジュース (講談社文庫) の感想

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参照データ

タイトルグレープフルーツ・ジュース (講談社文庫)
発売日販売日未定
製作者オノ・ヨーコ
販売元講談社
JANコード9784062637640
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 詩歌 » 外国詩

購入者の感想

芸術家というよりも評論家や教育者としてもオノ・ヨーコのほうが高く評価できると感じていたため、この詩集を読んで納得しました。

芸術的な体験を子供たちに提供するために、刺激的な写真を多数挿入してあります。

芸術体験を重ねていくとは、普段と違うものの見方に気づくことなのだと思います。

とっても示唆的な「鋭利な本」ですね、特に最後がこれ以上ないくらいウィットに富んでいます。

この本、ほかの人々のレビューで語り尽くされた感じなので、30年程前に俺の親父が夕食時、ボソッと言ったことを書き込んでおく「何故、あのヨーコが、ビートルズの低俗なチンピラなんかと…」当時、既にジョンのマニアであった高一の俺は、昭和一桁生まれの親父がその名を口にしたことに、又、世界中のビートルズ・マニアの多くが憂いている事と逆の言葉を発した事に「へェッ?!」と不用意な声を出してしまった。………親父は地方の大学で英文学の研究をしていたのだが、「その道では、“二人のヨーコ”のひとりとして日本人の女流英文詩人の草分け的存在なのだ」と語っていた。多分に洩れず俺は、ヨーコ・オノについて「ジョンにへばりついて、奇声を発したり、怪しげな事をやらかすクドイ顔のタレヂチおばさん」という認識だったのだが、その事を境に“ヨーコ・オノ”に対しニュートラルな捉えかたができる様になり、ビートルズの後期以降のヨーコをヒロインとする楽曲を楽しめるようになった。………しかし、当時、自分を含む多くのビートルズファンがこの本を手に入れていたなら…もっと彼女を敬意をもって受け入れる事が出来たに違いない。………『グレープフルーツ』のオリジナルは、掲載作品は多いが、写真もなく素っ気なく敷居が高いので、本書を誰でも楽しめるように編集、翻訳した、南風椎氏の功績は大きい。願わくばハードカバー版を復活させて欲しい!誰かにプレゼントしたい本のBest3の一つ!!本当に美しい内容だ!

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講談社から発売されたオノ・ヨーコのグレープフルーツ・ジュース (講談社文庫)(JAN:9784062637640)の感想と評価
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