What We Talk About When We Talk About Love (Vintage Classics) の感想
参照データ
タイトル | What We Talk About When We Talk About Love (Vintage Classics) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | Raymond Carver |
販売元 | Vintage Classics |
JANコード | 9780099530329 |
カテゴリ | » 洋書 » Special Features » all foreign books |
購入者の感想
カーヴァーが多くの現代アメリカ作家に少なくない影響を与えた人だと、知識では知っていました。
でも、同じ作者の別な作品の邦訳を以前読んだ時は、悪くはないし、好きなんだけど、何がそれほど素晴らしいのかよく分からなかったというのが正直な感想でした。
しかしこの原著を読んで納得。簡潔な文章で、難しい単語もないのに、非常に洗練された印象を受けました。
本書は「愛」を主題にした短編集です。
159ページの中に17話。ひとつの話は数ページから、長くても数十ページ。多くがワンシーンのみで、登場人物も数名です。
彼らの日常の一こまを切り取って、必要最小限を簡潔に描写しているだけなのですが、それがかえってこちらの想像力を刺激する感じです。
登場人物の心情や背景を、読み手が創り上げることができる、とでも言いましょうか。
表題作は二組の夫婦がお酒を飲みながら愛についての様々なエピソードを披露する話。
この話と、第一話Why Don’t You Dance?(なんだかやけくそになった中年男性が自宅の家具をガレージセールしてしまう話)が個人的には気に入りました。
英文は難しくないです。
洋書にいまいち自信のない人でも、チャレンジする価値のある本だと思います。
でも、同じ作者の別な作品の邦訳を以前読んだ時は、悪くはないし、好きなんだけど、何がそれほど素晴らしいのかよく分からなかったというのが正直な感想でした。
しかしこの原著を読んで納得。簡潔な文章で、難しい単語もないのに、非常に洗練された印象を受けました。
本書は「愛」を主題にした短編集です。
159ページの中に17話。ひとつの話は数ページから、長くても数十ページ。多くがワンシーンのみで、登場人物も数名です。
彼らの日常の一こまを切り取って、必要最小限を簡潔に描写しているだけなのですが、それがかえってこちらの想像力を刺激する感じです。
登場人物の心情や背景を、読み手が創り上げることができる、とでも言いましょうか。
表題作は二組の夫婦がお酒を飲みながら愛についての様々なエピソードを披露する話。
この話と、第一話Why Don’t You Dance?(なんだかやけくそになった中年男性が自宅の家具をガレージセールしてしまう話)が個人的には気に入りました。
英文は難しくないです。
洋書にいまいち自信のない人でも、チャレンジする価値のある本だと思います。