原価計算論〔第3版〕 の感想

アマゾンで購入する

参照データ

タイトル原価計算論〔第3版〕
発売日販売日未定
製作者廣本敏郎
販売元中央経済社
JANコード9784502144011
カテゴリジャンル別 » ビジネス・経済 » 経理・アカウンティング » 財務管理

購入者の感想

 2015年春現在の日本の原価計算の最新理論をわかりやすく解説した良書。個人的には取り立てて、目新しい内容に遭遇することもなく、学生時代から、数十年間の実際のフィールドで目にしたことと、ほぼ同じではある。総合原価計算では、相変わらず、減損度外視法、非度外視法の説明が載っているし、標準原価計算では、シングル・プラン、パーシャル・プランの説明が飽きもせず・・・・投資意思決定の計算方法も、時間価値を考慮する方法としない方法云々カンヌン・・・・・
 目新しい項目としては、「サービス業の原価計算」「オペレーション・コスティング」のことが詳しく書かれているのは、なかなか興味深い。

 これだけPCが発達した経済社会なのだから、EXCEL-VBAあたりを駆使して、原価計算はもっと簡単に、しかも精緻にできないものかと考えるが、相変わらず、電卓の四則演算レヴェルで済ませられる計算がほとんど・・・・・これでいいんだろうか、原価計算!

 まあいい。私は学者じゃない。
しかし、本書の大きな特徴は、トヨタ、京セラ、村田製作所、JALといった日本を代表する大企業の原価計算および原価管理の現場がそこそこ詳しく述べられているということだろう。この部分を熟読するだけでも、なかなか面白いものがある。

 計算問題もなかなか充実しているので、じっくりと取り組めば、よいお勉強にはなる。

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

原価計算論〔第3版〕

アマゾンで購入する
中央経済社から発売された廣本敏郎の原価計算論〔第3版〕(JAN:9784502144011)の感想と評価
2017 - copyright© みんこみゅ - アマゾン商品の感想と評価 all rights reserved.