はじめてのコインランドリー投資負けナシバイブル の感想

【コインランドリー本は珍しい。有益情報もある。ただし宣伝本でもある。】
コインランドリー経営がどういったものかといった雰囲気は味わえるものになっています。
あまり深い情報は教えていただけませんが、ノウハウの提供もそれなりにあります。
コインランドリー本は珍しいのでこの本でしか手に入れることができない情報も記載されているように思えます。

しかし、結局は筆者自身がノウハウ不足にならないためにコインランドリーフランチャイズに加盟しろと言っているとおり、
フランチャイズに入る必要が無いほどの重要なノウハウはこの本では教えていただけませんのでその点はご注意ください。

また、筆者は筆者自身が経営するフランチャイズの加入者を集めるためにこの本を書いていることは明白ですので、
その点は考慮にいれながら、コインランドリー経営のメリット・デメリットを判断されるのが賢明かと思います。
特にフランチャイズの本部がする売上予測が甘い場合、
本部だけ儲かってそれを信じた経営者が泣かされるということが起こりやすいので気を付けてください。

《ざっくりした書評総評終わり。以下長文になってしまうのでご興味のある方のみお読みください》

【不動産投資よりもコインランドリーと言っている根拠が良くわからない】
「日本ならアパマンよりコインランドリー」という項です。
筆者はこの主張に３頁割いていますが、根拠らしきことは以下の３つしか挙げていません。
（筆者はそれほど不動産投資に明るくないのではないかと感じました）

「１．人口は減っているのに、アパート・マンションを建て過ぎて、いい利回りが出なくなっている。」
「２．外国では更新料がないが、日本では、更新料があるから、更新時期が来るとみんな引っ越す。」
「３．都心の一等地マンションならまだいいですが、アパートではいい話を聞いたことがありません。」
としています。

３頁も割いている割に根拠が雑すぎて納得できません。