どんな数にも物語がある 驚きと発見の数学 の感想

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参照データ

タイトルどんな数にも物語がある 驚きと発見の数学
発売日販売日未定
製作者アレックス・ベロス
販売元SBクリエイティブ
JANコード9784797380842
カテゴリジャンル別 » 科学・テクノロジー » 数学 » 一般

購入者の感想

本のタイトルは Alex ThroughThe Lokking-Galssなので鏡の国のアリスを予想しました。日本語のタイトルは、第1章からとったようです。目次は
 第1章 どんな数も物語を持っている
 第2章 ロングテールの法則
 第3章 三角形を愛する
 第4章 コーンヘッズ
 第5章 回転が始まる
 第6章 eのすべて
 第7章 ネガティブ思考のポジティブな力
 第8章 微積分教授
 第9章 この章のタイドルには3つの真違
 第10章 セルの相棒
第3章はイマイチでしたが、第7章でハミルトンの4元数をドッジソン(ルイス・キャロル)が「アリス」の中でからかっているなんて、知りませんでした。
著者の略歴は
「数学と哲学の学位を持ち、ロンドンで《ガーディアン》紙の記者として活躍」
とありますが、このような人が新聞社に勤めて、こんなに面白い本を書く書くことができる能力と環境は日本には見当たらない気がしました。

すばらしく面白い数学の本。

数学の啓蒙書というと、数論や幾何学や証明論の初歩的解説であったり、
数学史や数学者の伝記であったりするが、本書はそのいずれでもない。
「数」と世界についての面白さそのものを扱っている。
このスタンスがまず素晴らしい。

著者のべロスは、前著である「素晴らしき数学世界」でたくさんのテーマを
紹介してくれたので、本書はネタ切れになっていないかと心配したが、
まったくの杞憂であった。
素材満載で、これをネタ本に新書を書いたら、10冊くらいは作れるだろう。

「読みだしたら止まらない、最高の数学書」という推薦の言葉は嘘でない。
すべての読者に。高校生やビジネスマンにもおススメ。

前著は早川書房から出版されている。
原著は、ネット書店だと4冊ヒットするが、英米各別のタイトルで売っているので
実質的には2冊である。いずれも日本語に翻訳されていることを幸いとしたい。

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