プロも驚きの安定・高利回り! 海外ETFとREITで始める インカムゲイン投資の教科書 の感想

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アベノミクス相場に乗り切れなかった、または、途中で乗ろうとしたけどボラの高さに返り討ちにあった、という投資家も多いと思います。
債券などは、利回りでリスク＆リターンがある程度判断できますが、株式などは難しいですね。

著者は、国内の不動産で資産を増やしたようですが、これからは利回りがさほど期待できないので、海外ＥＴＦなどの可能性を見出しているようです。
個人投資家は、資産の多寡や年齢を問わず、コア資産は「インカムゲイン」狙いが結果オーライだというのは、私も同意見です。
しかし、そのインカムも世界的な利回り飢饉で、一工夫が必要なので、同書が役につと思います。

この本の難点をいうと、今回の本は、販売チャネルなど具体的な投資手続きについては、あまり詳しく書かれていません。
実行に移すとすると、ネットなどをあたるとか、別途勉強する必要があります。
また、ある程度の英語力が前提です。

前著の不動産の本で著者を知った方も多いでしょうが、アベノミクス前夜の2012年7月に刊行した「勝者1%の超富裕層に学ぶ「海外投資」7つの方法」（ぱる出版）のアップデート版という内容です。
米国の証券会社などの情報は、前著の方が詳しいので、合わせて読むと理解が深まるですしょう。