超一流の常識 ビジネスに効く教養としての「中国古典」 の感想

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目次をみると、
「どうすればモチベーションを維持できるか？」
「誰についていくべきか？」
「スピードと質、どちらを優先すべきか？」
などと誰しもが悩んだことのあるような気になるQuestionが多く書かれていて、
それに対するAnswerとして中国古典から引用したフレーズが紹介されている。

さらに、そのフレーズが当てはまるような現在のビジネス界での成功者のエピソードも一緒に紹介していて、
どのように自分の悩みへ適応させればよいのかのヒントがあってわかりやすい。
ソニーの盛田昭夫さん、GMOの熊谷正寿さんやセブン&アイホールディングスの鈴木敏文さんなど、
有名な方の知られざるエピソードも読み応えがあった。

もっと分厚い本にすればいくらでもできるたのではないかと想像するが、
それを読みやすくこれだけコンパクトにされたところも工夫を感じる。
（レイアウトやフォントサイズも、おそらくかなり考え込まれたのでは…と思いました。）

一度に読んで満足する本というよりは、
折に触れて読み返すことでヒントがもらえる一冊で、
思わず人に勧めたくなります。