ティアリングサーガシリーズ ベルウィックサーガ(通常版) の感想

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参照データ

タイトルティアリングサーガシリーズ ベルウィックサーガ(通常版)
発売日2005-05-26
販売元エンターブレイン
機種PlayStation2
JANコード4541993012336
カテゴリ機種別 » プレイステーション2 » ゲーム » ロールプレイング

購入者の感想

このゲームの特徴
1:理不尽なほどの高難易度
2:クセが強すぎるシステムの数々

なのに、ハマる人にはとことんハマる「本格派のシミュレーションRPG」です。

まず1の高難易度について。

恐らくSRPG初心者では序盤を乗り切ることも難しいでしょう。
・慢性的な金欠に苦しみ、
・他のゲームほど強くならない味方ばかりで、
・絶望的なほど強い&多勢の敵に挑む・・・
普通のシミュレーションに飽き足らなくなった人でなければ、到底お勧めできません。
しかし熟練のゲーマーであれば、難しいことは難しいですが、やりがいのある、ちょうどいい難易度と言えます。

次に2のクセの強いシステムについて。

基本的にはファイアーエムブレム系のシステムではありますが、このゲームにあって他のゲームにはあまりないルールとして
・武器の破損がランダムで、運が悪ければすぐに壊れる
・騎兵が乗る馬にもHPがあり、それが0になると馬が死ぬ(笑)
・重傷を負った敵を捕虜にできる。捕虜にすると身代金を取ることができる&持っていたアイテムを全獲得できる(ただし敵が重症になるかは、かなり運に左右される)
・戦闘でダメージを受けたキャラは、基本的に反撃することができない(弱いキャラでも、先制攻撃をしてダメージさえ与えれば反撃を受けずに済む)
・敵味方が同じターン中に交互にキャラを動かす
などなど、独自のルールが非常に多いです。

しかしコアなゲーマーからすれば、他で見たことのないシステムがふんだんに詰め込まれているので楽しみやすいと思います。
特に同時ターン制、ダメージを受けたキャラは反撃できない、この2つのルールが秀逸で、これをうまく駆使すれば難易度を格段に下げることができます。
このシステムをうまく引き継いでいるゲームは、2015年現在でもなかなか見当たりません。
ゲームをシステム重視で選ぶ人からすれば、代えが効かないオンリーワンなゲームになりえます。

ティアリングサーガの続編であるが、ストーリー・システム共に継承は無く、
FFの様に基本的な要素だけインポートした作品であり、著しく人を選ぶゲームと言える。

皆様がいわれるように尋常でない難易度を誇るゲームある。
前作やファイアーエムブレムも「手強いSRPG」という宣伝文句であるが、
なんだかんだ言いながら、プレイヤーが行う事が限定される。極論を言えば、どの様に難しいステージであろうと、
「強いキャラクターの育成」と「兵の配置」の二つの要素で決まり、
アイテムや相性(精々3すくみ位)などに余り注視しなくとも割とクリアできるので、過度の複雑さは制限されている。

しかしこのゲームは上述の要素に加え、「固有スキル」、「事前パラメータ上昇」、
「乗馬による補正」等々の要素が加味され非常に強力なモノとなっている。更にそれらをフルに使った上で、
ギリギリ勝てるように「強さ」と「資金」が調整されている為、プレイヤーに高い情報処理能力を要する。
今後プレイする方は手元にメモ帳でも用意してスキルや相性をメモってプレイすると良いだろう。

ストーリーは色々勿体無い作りだと思った。折角、今までの様な
「所謂英雄的な主人公が、悪の枢軸を倒しにいく」話では無く、
「滅びゆく同盟の中でまともに戦っては絶対に勝てない強大な敵と、
足を引っ張り合う無能な盟主や奸臣達に板挟みされながら最善の選択をする」という話は、
上手く作り込めば、重厚なファンタジー戦記が出来たかも知れない話だった。
その為、明らかな後半の手の抜いた展開が顕著で頂けない。

恐らく波長が合った人間にとっては傑作だろう。ただその範囲はとても小さい。

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