バトルシップ [Blu-ray] の感想

　亡国のイージス、男たちの大和そして今回のバトルシップとまさか私自身３回も
在職中に映画の撮影に参加できるとは入隊した当時は夢にも思っていませんでした。
しかも今回はハリウッド！最初この報を聞いた時、乗員一同歓喜して大騒ぎした反面、
「専守防衛の要である我々がいくら映画の中とはいえ宇宙人相手に防衛出動をしていいのか？」という
不安があり上層部、主催者側と慎重に打開策を模索した事がついこの前のことのように思えます。
因みにその時の上層部の回答を要約すると「これは映画、フィクションなんだから好きなようにやってくれ」

「よし！だったらやりたい放題全力全開でやろうじゃないか！」

ということで劇中では宇宙人の母艦目掛けて国の許可無しに主砲を打ちまくっています。
が結果は見るも悲惨な事態にはなっていますがｗこれは映画の脚本上致し方がないことです。
でも今回の宇宙人、話せば解るとても人道的な相手だったのではと思うのは私だけでしょうか？

　今回私たちは勿論映画撮影のために真珠湾に来たわけではなく実際の合同訓練に参加するために来たわけですが
訓練が終了するまで非常に過密なスケジュールがあるにも関わらず撮影関係者の方々は私たちの訓練、任務
の支障を来さないように配慮をされた撮影をされており本当に目を見張るようなチームワークの中での撮影でした。
この辺はさすが戦闘物を撮り慣れた人達だからできる動きだなと感心をしたものです。又別の意味で感心したのは
米海軍の映画慣れしたあの淡々とした動き、今に至るまで何度も映画撮影を経験した人達だから為せる動きだなと思いました。

　内容、評価は他のレビューの方々の仰っている通りなので別の角度から述べたいと思います。
映画の撮影が終盤に差し掛かった時に監督のピーター・バーグさんと少し話をする機会がありました。
今回の映画で先の大災害で元気をなくした人達にこの映画を見て少しでも元気を出してほしいこと、
これからも日本と米国は強い絆で結ばれた対等なパートナーであり積極的な娯楽、文化の交流をしたいとのこと、