特撮リボルテック IRONMAN MARK21 の感想

※サンプル画像 クリックで拡大します

アイアンマンのフィギュアは米国ホットトイズをはじめ、日本でもfigma、SHフィギュアーツ、香港でもドラゴンなどたくさん出来ています。
日本では海洋堂リボルテックがしばらく独占状態でしたが、ライバルが多数できてきた中でこの塗装の出来はちょっとマズいのでは。
リボルテックでもアイアンマン マーク２やマーク５は透明感のあるメタリック塗装で質感も高かったのですが、なぜかこのマーク２１ではゴールドやカッパーを塗っただけでクリア塗装がなされておらず、輝きや透明感がありません。

フィギュアーツやfigmaは硬質樹脂（プラスチック）を使用しており、そのぶん精密に再現できるので彫りが深いのですが、リボルテックは軟質樹脂を使用しているので、そのぶん劣ります。
通常カラーのマーク21も保有していますが、それに比べても塗装品質や精度が甘く、もしかすると金型のメンテをしないまま今回の生産に入ったのではと思えるほどです。
もちろんライバルに比べると価格も安いのですが、価格以上にそれらと見劣りするのは海洋堂のファンとしては悲しい限りです。

さらに、リボルテックの一つのウリ文句であるボールジョイント関節の自由度の高さも、他メーカーが別の、より精密な方法で同じ自由度を持つだけの構造を採用しており、関節部分の「おもちゃっぽさ」が目立つようになってきました。

どんどん他が進化している中、リボルテックのみが進化をストップしているようで、非常に残念に思います。

値上げが続く中、様々な事情でどんどん価格を上げるのは仕方がないことだと思いますが、価格上昇に見合うだけの製品であってほしいと思います。

本来は星ひとつとしたいところですが、今までの業績と期待を込めて星2つです。