熊野三山 (楽学ブックス) の感想

楽学ブックスのシリーズ最新刊が熊野三山と知って楽しみにしていました。

本が届き、表紙の写真に引き込まれるように、開くと、
どの写真もすごすぎる。
壮大で、美しく、力強い。
ページをめくると、一瞬何の写真か分からない。
そして次の瞬間、それが何なのか理解されるとともに感動が湧き上ります。
写真のアングルが、視点がすごい。自由自在。
山々、太陽、青空、雲、星々、月、鳥、河、水、火
ご神職の真摯なお姿、美しいお社、
熊野三山がまさにそこにあります。
音が、風が、香りが感じられるようです。

また、内容も大変参考になります。
熊野という土地についてのことや、本宮大社、速玉大社、那智大社、それぞれのお社のことや古道のこと、
分かりやすく細やかなことも説明がされています。
それぞれの宮司がコメントされていたり、社殿の詳細やご祭神のご説明、
お参りの順番、曼荼羅のご解説など大変参考になります。
三山それぞれのお祭りや別宮のこと、熊野古道のおすすめコースなども、豊富な写真と解説がのっていて、行ってみたいと思います。

そして、やはり、写真でしょう。
それと、そこに書かれている「蘇り」の話。熊野という土地のエネルギーの話などなど。

今は熊野へ行く予定がない方にもおすすめです。
眺めるだけで、感動して、元気がもらえます。
ただのガイド本ではありません、写真集のようです。