月刊WiLL (ウィル) 2015年 07月号 の感想

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タイトル月刊WiLL (ウィル) 2015年 07月号
発売日2015-05-26
販売元ワック
JANコード4910183970754
カテゴリジャンル別 » 雑誌 » 文芸・総合 » 総合

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今号も素晴らしい記事や寄稿が目白押し。
池田信夫が新刊を出すにあたり応じたインタビュー記事では、いま巷の書店に著書が氾濫する白井聡や内田樹の致命的に残念な点を忌憚なく批判。「属国状態」、「戦後レジーム」、「対米従属」など言い方は色々できようが、丸山真男や南原繁とは異なり畢竟エスタブリッシュメントとは無縁で、未来を見据えた着地点を求める現実主義に対抗しうるほどの知性を備えぬ「苦恨共同体」のそのまた残党には言説を分析して反論するだけの価値はなく、未来は無いと断じている。

また、朝日新聞社の愚行を「社論に合わない部分を棄てて報道」と題し具体的に綴った佐瀬昌盛防衛大名誉教授の連載も、少し細かく注意を払いながら読む必要はあったが、とても充実した内容。

今号でもうひとつ特に印象的だったのは、津川雅彦さんの誘拐事件顛末記。警察当局の人々が如何に真摯に事件と向き合い快挙を成し遂げたか、辰巳柳太郎さんとのエピソードもしみじみと読ませていただきました。ところで、今回の芸界"放蕩録"で、東京新聞というのは、昔からダメな書き手や編集者が専横を極めていたのだと改めて認識した次第。いま実は東京新聞(清水美和という記者の著書が気に入っていたが鬼籍に入られてしまった)を惰性で購読しているのですが、真剣に止めようかと思い始めているところ。

他には青山繁晴、福島香織、D・アトキンソン、やわらかいところでは村西とおる、みうらじゅん、いしかわじゅん、勝谷誠彦各氏など読み応えのある誌面で今号も値段以上に関心や興味をそそられ満足する記事が満載でした。花田紀凱編集長はじめWiLLの誌面作りに携わっていらっしゃる方々、それから連載陣、寄稿なさる方ほか皆様、いつも本当にありがとうございます。

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