Personal: A Jack Reacher Novel の感想

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タイトルPersonal: A Jack Reacher Novel
発売日2014-09-02
製作者Lee Child
販売元Random House Audio
JANコード9780804192811
カテゴリ » 洋書 » By Publisher » Random House

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「一度軍人になったら死ぬまで軍人」の言葉通り、長距離バスで旅を続けた先で、乗り合わせた軍服姿の女性二人組が座席に読み捨てていった「アーミー・タイムズ」を手に取ったリーチャーは消息欄に自分宛のメッセージを見つけます。

「ジャック・リーチャー電話せよ。 リック・シューメイカー」憲兵時代に個人的に世話になった昔の上官からの呼び出しです。シアトルで下車し、今や探すのが大変になった公衆電話から指定された番号に掛けると、程なくして公用車に乗った私服の特殊部隊員が現れ、もよりの空軍基地からリアジェットに乗せられて人里離れた砂漠の真ん中にあるポープフィールド基地に連れてこられます。

今や一つ星の将官になったシューメイカーと共に現れたのはトム・オディ。第47補給・戦術支援軍団という名の特殊作戦群を取り仕切る人物です。この他、イエール大出の若手国務省職員ケーシー・ナイスとCIAのベテラン女性幹部らが加わり、数週間前にパリで起こったフランス大統領狙撃未遂事件の犯人さがしが始まります。暗殺が失敗に終わったのは、大統領が演説を行っていた広場の壇上の周囲に特殊な防弾ガラスが使われていた為で、約1300メートル離れた場所から消音器の付いた対物ライフルから発射された50口径の徹甲弾は特殊ガラスに命中しても蜘蛛の巣状のヒビが入っただけで貫通しなかったというのです。

リーチャーが呼ばれたのは、その容疑者リストにかつて自分が逮捕した男の名前があったからですが、この他主要各国の軍人の名前が上がっており、リーチャーは当該国の内、イギリス、ロシアの担当者と共にパリでの捜査に参加することになり、お目付役のCIA女性幹部と共にパリに飛びます。

さて、この後、どんどん話しが進んで行き、舞台はパリからロンドンへ。折しもサミット会議が始まろうとしている中、リーチャーと相棒のケーシー・ナイスはロンドンの暗黒街を仕切っている連中とコネのあるらしい犯人を追って街中を駆け回ります。

「ハード・ウエイ」「ジ・エネミー」以来、久しぶりのヨーロッパを舞台にしたリーチャーの推理と意外な犯人像。今回もスリリングな展開に手に汗握る場面の連続です。五十路を過ぎてますます脂がのってきたリーチャー、今後の活躍が楽しみです。

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