帝国ホテルの流儀 (集英社新書) の感想

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タイトル帝国ホテルの流儀 (集英社新書)
発売日2012-02-17
製作者犬丸 一郎
販売元集英社
JANコード9784087206296
カテゴリビジネス・経済 » 産業研究 » サービス・小売 » ホテル

購入者の感想

元・帝国ホテル社長、犬丸一郎氏の半生をつづった一冊。
 そのまま、日本のホテル業界の歴史と言って良いだろう。
「帝国ホテル」は、大倉財閥の大倉喜八郎が建て、父・徹三が
継ぎ、また著者が後を継いだ。
 紛れもなく、ここは日本の西洋式ホテルの最高峰であった。

 著者が帝国ホテルに就職したのは戦後まもなくだが、その後
アメリカのコーネル大学のホテル経営学科に学び、ホテルで修行
した後ヨーロッパを回って戻ってからは、帝国ホテルのサービス
向上に努めた。
 今では当たり前の、好きなものが取れる食事方式「バイキング」
や、ショーと食事を一体化した「ディナーショー」も帝国ホテルが
嚆矢だという。
 著者が迎えたゲストの豪華さにも驚く。
 それを支えるスタッフの努力にも…。

 帝国ホテルが客に愛される裏にあったものは、現在のカジュアルな
社会には失われた「礼節」だったのかもしれない。
 帝国ホテルは今でこそ色々なホテルができたために、超一流との
イメージは希薄になってきたが、著者がいた頃の「帝国ホテル」は
超・超一流のホテルだった。
 いまだに泊まったことはないが、パーティで入って行く時も何かしらの
緊張感があった。
 泊まってみたいという気もあまり起きなかった。
そのくらい、自分とはかけ離れた存在であったのを思い出す。

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