「松本」の「遺書」 (朝日文庫) の感想
参照データ
タイトル | 「松本」の「遺書」 (朝日文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 松本 人志 |
販売元 | 朝日新聞社 |
JANコード | 9784022611918 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 文学・評論 » エッセー・随筆 |
購入者の感想
10年前の松ちゃんをよく知ることが出来ます。今とは少し違う姿が垣間見れて
非常に良い。今はだいぶやさしくなってますからね。
また、当時の彼は(今も多分そうですが)自分の笑いに自信を持っており、
自分の意見を媚びることなく言ってます。自分に自信がない方、
意見がはっきりいえない方も読むといいと思います。
でも大切なのは彼の意見を自分の中できちんと考えずに妄信してしまっては
なんにもなりません。それではただの気狂い宗教ですからね。
松ちゃん自身も別の著書で「松本はこういうことを考えてるんや、
っていうふうに見てほしいです。俺の言ってることを『勉強になるなぁ』
なんて思って聞いてるヤツはアホですからね」
って言ってますから。そこは気をつけて読んでください。
非常に良い。今はだいぶやさしくなってますからね。
また、当時の彼は(今も多分そうですが)自分の笑いに自信を持っており、
自分の意見を媚びることなく言ってます。自分に自信がない方、
意見がはっきりいえない方も読むといいと思います。
でも大切なのは彼の意見を自分の中できちんと考えずに妄信してしまっては
なんにもなりません。それではただの気狂い宗教ですからね。
松ちゃん自身も別の著書で「松本はこういうことを考えてるんや、
っていうふうに見てほしいです。俺の言ってることを『勉強になるなぁ』
なんて思って聞いてるヤツはアホですからね」
って言ってますから。そこは気をつけて読んでください。
ちょっと傲慢な感じの文章が少なくありませんが、それは彼の芸風なのでしょう。
普通の人と同じ物の見方はしないぞ、という覚悟があらわれている文章が多いと感じました。
また彼は物事の本質をとらえるのが上手く、それを歯に衣を着せずに言うところは、ビートたけしに似ている気がします。
以下は私の印象に残った部分と、私の感想です。
―
・<笑いなんて、百人中百人が笑うことは、ほんとうはそんなにおもしろいことではないのだ。レベルの高い笑いが分かる人間の絶対数はかなり少なく、そのパーセンテージは二、三パーセントぐらいだろう>。
松本氏はハイレベルな芸がやりたいのだと思います。しかし2%の人しか分からない芸をテレビで放送することはできないでしょう。視聴率がとれないからです。きっと松本氏は視聴者に対して「なんでわからんのや、アホ!」とフラストレーションを感じているのだと思いました。
―
・<笑いというのは、すべてがそうだとは言わないが、だれかを傷つけて成り立っていることが多い>
誰かを傷つけているという自覚がある点で、松本氏は良心的な芸人なのではないでしょうか。
―
・<お笑いの基本は意外性であり、「出るぞ出るぞ、やっぱり出た!」というのは、個人的に好きじゃない>
意外性が求められるという点で、人を笑わせることは、人を泣かせるよりも難しいように思います。
―
・<もし自分よりすぐれている奴がいれば、オレはそいつを抜くまで絶対に死ねない>
ものすごい負けず嫌いぶりに驚きました。やっぱり普通の人とは違う。
普通の人と同じ物の見方はしないぞ、という覚悟があらわれている文章が多いと感じました。
また彼は物事の本質をとらえるのが上手く、それを歯に衣を着せずに言うところは、ビートたけしに似ている気がします。
以下は私の印象に残った部分と、私の感想です。
―
・<笑いなんて、百人中百人が笑うことは、ほんとうはそんなにおもしろいことではないのだ。レベルの高い笑いが分かる人間の絶対数はかなり少なく、そのパーセンテージは二、三パーセントぐらいだろう>。
松本氏はハイレベルな芸がやりたいのだと思います。しかし2%の人しか分からない芸をテレビで放送することはできないでしょう。視聴率がとれないからです。きっと松本氏は視聴者に対して「なんでわからんのや、アホ!」とフラストレーションを感じているのだと思いました。
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・<笑いというのは、すべてがそうだとは言わないが、だれかを傷つけて成り立っていることが多い>
誰かを傷つけているという自覚がある点で、松本氏は良心的な芸人なのではないでしょうか。
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・<お笑いの基本は意外性であり、「出るぞ出るぞ、やっぱり出た!」というのは、個人的に好きじゃない>
意外性が求められるという点で、人を笑わせることは、人を泣かせるよりも難しいように思います。
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・<もし自分よりすぐれている奴がいれば、オレはそいつを抜くまで絶対に死ねない>
ものすごい負けず嫌いぶりに驚きました。やっぱり普通の人とは違う。