友川カズキ独白録: 生きてるって言ってみろ の感想

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参照データ

タイトル友川カズキ独白録: 生きてるって言ってみろ
発売日販売日未定
製作者友川 カズキ
販売元白水社
JANコード9784560084137
カテゴリ文学・評論 » エッセー・随筆 » 著者別 » た行の著者

購入者の感想

面白い本というのはさらりと読めてしまうから、何だかもったいなくて、
毎日の楽しみに、あえて毎日小さな時間に読んだ。そういう本なのです、たぶん。
内容は濃厚なのに疲れもしないし、何度も笑ったし、うなずいて、真剣にもなって、
気づけば目が潤んでしまって、優しい気持ちにもなる。

なんだかお酒を交わしながら話しを聞いているみたい
だから、気は緩んでいるのに熱くなる。

だからまとめて読むより、昼休みや寝る前とかに友川さんの話し聞いて、
活力というか、遊ぶというか、あたたかくなるというか、、
だからいつでも手に届く様なところに置いておきたい本、
本棚じゃなくて机の上に出しておきたいそんな本。
しばらくは鞄にも常に入れておきたいっていう。。。

内容はバラエティに飛びすぎているのでどうこうここでは言えないけれど、
知らないことがつまらないのではなく、興味をどんどんそそる感じ。
たまに自分自身、心当たりのあるような鋭い考えにドキリとしたり。
経験したことない、することない多種多様の話しを
友川さんのイントネーションまで聴こえてきそうなそのスピード感と
ことばのリズムで文字に起こされたらもう、、
大人げなくもわくわくが止まらなくなってしまって。

純度が高いのでしょうか?
言葉はあっさりしてるのにじんわりと響くものがある。友川さんの人柄がよく出ていて。
あとがきにもありますが、すっと入ってくる内容と引き込まれるリズムの純度はこういう方法で生まれるのか、、、と

確かなのは、一回読んだらもういいやって本にはなりにくいってこと。
私にとっては辞書みたいな感覚もあるからなおさらそう思うのかも。

いろんなことに説明がつく
得体の知れない肉体も心も収まりの良さに納得する

ぜひ、老若男女いろんな人に友川さんとこの本の中で飲み交わしてほしい。
己との自問自答が始まることになるかもしれないけれど、、

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