憂鬱なプログラマのためのオブジェクト指向開発講座―C++による実践的ソフトウェア構築入門 (DDJ Selection) の感想

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タイトル憂鬱なプログラマのためのオブジェクト指向開発講座―C++による実践的ソフトウェア構築入門 (DDJ Selection)
発売日販売日未定
製作者Tucker
販売元翔泳社
JANコード9784881356197
カテゴリジャンル別 » コンピュータ・IT » コンピュータサイエンス » 情報学・情報科学

購入者の感想

出版されて間もない頃に購入し、内容の面白さに引きずり込まれて夢中で読んだ本です。

本書の良さは他のレビュアーの方々が書いてくれているので、ここでは気になった点について述べます。それは、継承の説明についてです。

継承には、「実装の継承」と「インターフェイスの継承」の2つの面がありますが、オブジェクト指向の利点を十分に発揮させるためには、インターフェイスの継承を如何にうまく使うかが重要だと思います。オブジェクト指向の定石とも言える「デザインパターン」でも、その大半が、インターフェイスの継承をうまく利用しています。

一方、実装の継承は、良くも悪くも継承もとのクラスを丸々引き継いでしまうため、多用しすぎるとかえってシステムが硬直してしまいます。

本書の継承の章は実装の継承に重点を置いて書かれており、これを読むと「実装をどんどん継承する事こそ、再利用性を高める源だ」と誤解しかねません。
実際には、インターフェイスの継承についても本書で述べられているのですが、実装の継承に比べると扱いが小さく、主にコラムの中で説明されています。

私がオブジェクト指向に興味を持てたのは本書のお陰であり、ほんとに大好きな本なのですが、上記の問題点を考慮して、星4つとします。

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