建築と不動産のあいだ そこにある価値を見つける不動産思考術 の感想

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参照データ

タイトル建築と不動産のあいだ そこにある価値を見つける不動産思考術
発売日販売日未定
製作者高橋 寿太郎
販売元学芸出版社
JANコード9784761525941
カテゴリビジネス・経済 » 産業研究 » 不動産 » 一般

購入者の感想

【こんな人におすすめ】
建築業界、不動産業界に壁を感じている人。
建築業界、不動産業界で活躍する幅を拡げたい人。
これから家を建てようとしている人。

私は建築学科出身で、不動産業界の仕事や流れもわからないので当初読み進めるのにあたり、不安もあったが、かなり詳しく不動産業界の仕事内容や流れが紹介されており、イメージ図や注釈も多く、大変わかりやすかった。
(不動産業界で建築の仕事の流れが分からない方も然り)

本当は隣り合う建築業界と不動産業界だが、なかなかお互いの業界に踏み込むことはなかったと思う。
建築は「ものづくり」であり、不動産は「取引」であるからだ。
日本では建築は学問としても確立されており建築学科で学ぶが、不動産はビジネスであり、専門の学科は特にない。
法律についても建築は建築基準法、不動産は民法・宅建業法。
資格についても、建築士と宅地建物取引士。と建築と不動産のあいだにはこのような壁がある。

大手の住宅メーカーや建設会社が強いのは、土地も家もお世話できることにあるように思う。
だが、実際は自分たちだけのデザインや土地、資産形成を行いたい。
情報化社会で情報が溢れているものの「誰に相談したらいいかわからない」ことが多い。
だから創造系不動産のような「ものづくり」と「取引」のプロがそばにいてくれるのは心強い。
本書を読み進めると「高い土地」イコール「良い土地」ではないことも分かる。

著者のいう建築不動産フローというのは以下のようなものである。

V:ビジョン (家族のライフプラン)
F:ファイナンス (中長期的なお金についてのプランニング)
R:不動産 (土地や既存建物につての調査や、不動産売買)
D:設計デザイン (建築設計・デザイン)
C:施工 (施工会社による工事)
M:マネジメント (建物使用開始前後〜使用、運用)

私はすでに家を購入してしまったので、もう少し早くこの本に出会えていたらと少々残念な気持ち。でもまあせっかちな性格なので、土地を探して家を立てるというのはちょっとハードルが高いかも。でも一生に何度もする買い物ではないので、土地のこと、建物のこと、行政、ローンの手続きなど、一貫して相談できる人に出会えると、考え方は変わるかも。

今度家を買い替える時、もしくはリノベーションするときにはぜひ相談にのってもらいたいものです。次回作はリノベーションにおけるVFRDCMを期待したいと思います。後半の個別ケースは、家を立てる際に押さえるべきポイントがわかりやすくまとめられていて、フンフン、なるほど〜という感じデス。

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