City of Bones (Harry Bosch) の感想
参照データ
タイトル | City of Bones (Harry Bosch) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | Michael Connelly |
販売元 | Hachette Audio |
JANコード | 9781586212032 |
カテゴリ | » 洋書 » By Publisher » Hachette |
購入者の感想
ロサンジェルス市警の孤高の刑事、ハリー・ボッシュの活躍するシリーズも今作で、8作目となります。
2002年発表、同年、邦訳刊行。
事件の発端は、ハリウッドの丘陵地帯で、地域住民が散歩中、リードをはずした飼い犬が、何かの骨を咥えて戻ってきたことから始まる。
住民は医師であったため、それが人骨であると確信、通報したのだった。
果たして、分析の結果、骨は12〜13歳の少年のもので、20年前に埋められたものであることが判明した…。
1992年の第1作の発表以降、質の高いハードボイルドで知られる本シリーズ、これまでの諸作のレビューの繰り返しになってしまうのですが、「第1作から順番に読んできてください」とまたもや、強調してしまいます。
単独の作品としても楽しめる本作品ですが、続けて読んできているほうが、数倍楽しめることは間違いないでしょう。
まず、物語前半で、人骨の鑑識結果を訊いたハリー・ボッシュ刑事が、「なんとしてでも、こいつをつかまえてやる」(ゴシック体)と憤激にかられるシーンがあります。
それは、少年が生前、悲惨な生活環境にあったからくるものなのですが、大人であれば、誰でも少年が被害者の犯罪には胸を痛めるものではありましょう。
しかし、これまでの諸作で、ボッシュ刑事の過去を知っていると、その独白が強烈に心に響いてくるのです。
そして、物語後半。
二転、三転するストーリーの果てに、ボッシュ刑事が選択したこととは?
ああ、このシリーズも「重要な転機」を迎えているんだ、と著者の巧みな計略に嵌り、次作への期待に胸を膨らませてしまいます。
公式HPによると、2011年8月現在、シリーズは本国で17作まで発表されています(11月には新作予定)。
まだ半分、いやもう半分まできてしまった…。
次作以降もじっくりと読んでいくこととしたいと思います。
2002年発表、同年、邦訳刊行。
事件の発端は、ハリウッドの丘陵地帯で、地域住民が散歩中、リードをはずした飼い犬が、何かの骨を咥えて戻ってきたことから始まる。
住民は医師であったため、それが人骨であると確信、通報したのだった。
果たして、分析の結果、骨は12〜13歳の少年のもので、20年前に埋められたものであることが判明した…。
1992年の第1作の発表以降、質の高いハードボイルドで知られる本シリーズ、これまでの諸作のレビューの繰り返しになってしまうのですが、「第1作から順番に読んできてください」とまたもや、強調してしまいます。
単独の作品としても楽しめる本作品ですが、続けて読んできているほうが、数倍楽しめることは間違いないでしょう。
まず、物語前半で、人骨の鑑識結果を訊いたハリー・ボッシュ刑事が、「なんとしてでも、こいつをつかまえてやる」(ゴシック体)と憤激にかられるシーンがあります。
それは、少年が生前、悲惨な生活環境にあったからくるものなのですが、大人であれば、誰でも少年が被害者の犯罪には胸を痛めるものではありましょう。
しかし、これまでの諸作で、ボッシュ刑事の過去を知っていると、その独白が強烈に心に響いてくるのです。
そして、物語後半。
二転、三転するストーリーの果てに、ボッシュ刑事が選択したこととは?
ああ、このシリーズも「重要な転機」を迎えているんだ、と著者の巧みな計略に嵌り、次作への期待に胸を膨らませてしまいます。
公式HPによると、2011年8月現在、シリーズは本国で17作まで発表されています(11月には新作予定)。
まだ半分、いやもう半分まできてしまった…。
次作以降もじっくりと読んでいくこととしたいと思います。