A Journey の感想
参照データ
タイトル | A Journey |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | Tony Blair |
販売元 | Arrow |
JANコード | 9780099525097 |
カテゴリ | » 洋書 » Special Features » all foreign books |
購入者の感想
3年前まで首相として英国を牛耳り、世界を動かしていた政治家本人が、演説し、語る時のあの口調そのままに書いた本であり、とにかく読ませる。
野党党首となって党規約を一新、"New Labour"の旗印を掲げて政権交代を果たして以降、首相の座をGordon Brownに譲るまでの間の英国の国内問題、国際問題が細大漏らさず(当然のことながら)一人称で(自分が主役となって)語られ、イラク戦争の正当性等をめぐるメディア・世論との反目の模様や改革路線をめぐるGBとの確執が通奏低音となって全編に展開される。
英国のことでありながらこの本が身近かに感じられるのは、随所に
・前(保守党)政権からのマイナス遺産は極力引き継ぐ一方、党を構成する労働組合への厳しい姿勢
・状況によってはマニフェストにとらわれない施策の導入
・口蹄疫発生時の自らが先頭に立っての、例外を一切認めない対応
・メディアによるいわれのない「疑惑」への徹底的な反論
・メディアや世論の圧力に屈しない司法の存在
などにまつわるエピソードがちりばめられていて、否応なしにわが国の現状と対比させられるからであろう。
敢えて、「鳩山・菅政権関係者必読の書」とでもしておこうか。
野党党首となって党規約を一新、"New Labour"の旗印を掲げて政権交代を果たして以降、首相の座をGordon Brownに譲るまでの間の英国の国内問題、国際問題が細大漏らさず(当然のことながら)一人称で(自分が主役となって)語られ、イラク戦争の正当性等をめぐるメディア・世論との反目の模様や改革路線をめぐるGBとの確執が通奏低音となって全編に展開される。
英国のことでありながらこの本が身近かに感じられるのは、随所に
・前(保守党)政権からのマイナス遺産は極力引き継ぐ一方、党を構成する労働組合への厳しい姿勢
・状況によってはマニフェストにとらわれない施策の導入
・口蹄疫発生時の自らが先頭に立っての、例外を一切認めない対応
・メディアによるいわれのない「疑惑」への徹底的な反論
・メディアや世論の圧力に屈しない司法の存在
などにまつわるエピソードがちりばめられていて、否応なしにわが国の現状と対比させられるからであろう。
敢えて、「鳩山・菅政権関係者必読の書」とでもしておこうか。