論語の講義 の感想
参照データ
タイトル | 論語の講義 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 諸橋 轍次 |
販売元 | 大修館書店 |
JANコード | 9784469230628 |
カテゴリ | 人文・思想 » 哲学・思想 » 東洋思想 » 東洋哲学入門 |
購入者の感想
タイトルを見ると、「講義」とついているので、何か講演録のようなものを想像してしまいがちだが、実際は大変よい「論語」の本。抜粋ではなく、学而第一から堯曰第二十まで、すべての章が揃っている。
解釈に癖がなく、短文の解説も非常に抑制的かつ理知的で、優れた漢学者であり教育者であった諸橋先生の誠実な人柄を感じさせる。学術的な小難しさは殆どなく、むしろ心の面について説かれている。巻末の索引は言い回しを中心に充実しており(索引だけで38ページある)、言い回しの断片から、それを含む章を探しやすい。論語の本は何種類もこれまで買い求めたが、この本が自分にとってはベストであり、何度も読み返している。
論語の本を探している人は、この本が、もしかしたら良い候補になるかもしれない。
解釈に癖がなく、短文の解説も非常に抑制的かつ理知的で、優れた漢学者であり教育者であった諸橋先生の誠実な人柄を感じさせる。学術的な小難しさは殆どなく、むしろ心の面について説かれている。巻末の索引は言い回しを中心に充実しており(索引だけで38ページある)、言い回しの断片から、それを含む章を探しやすい。論語の本は何種類もこれまで買い求めたが、この本が自分にとってはベストであり、何度も読み返している。
論語の本を探している人は、この本が、もしかしたら良い候補になるかもしれない。
本書は定評のあるきわめてオーソドックスな『論語』の対訳なのだが、書名が誤解を生んでいるかも知れない。
『論語』関連書はずいぶん集めたが、一冊手元に置いておくならこれだ。
造本が優美で、返り点が打ってあるのは本書以外に最近はあまりないからだ(講談社学術文庫の最新刊の方が訳注は優れているが返り点は打っていない)。
同著者の老子もそうだが、漢文脈の教養の豊かさを感じることができるなんとも丁寧な作りの本だ。
『論語』関連書はずいぶん集めたが、一冊手元に置いておくならこれだ。
造本が優美で、返り点が打ってあるのは本書以外に最近はあまりないからだ(講談社学術文庫の最新刊の方が訳注は優れているが返り点は打っていない)。
同著者の老子もそうだが、漢文脈の教養の豊かさを感じることができるなんとも丁寧な作りの本だ。