The Black Tuilip の感想

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『三銃士』で有名なフランス人作家Alexandre Dumasによる1850年の作品で、
日本でも『黒いチューリップ』の邦題で発売されてるものを、リトールド
したものである。

1671年の11月のこと。オランダのとある町で、掲示が掲げられた。それは、
黒い色のチューリップを育てた者には、高額な賞金を与える、というもの
だった。この掲示に特に興味を示したのは、２人のチューリップ栽培人だ
った。１人は、25歳でチューリップ栽培に情熱を注ぐCornelius Van Baerle。
もう１人は、Corneliusに嫉妬心を持つ初老の男Isaac Boxtel。２人とも、
何とかして黒いチューリップを育てようとしていたが、Corneliusの様子が
気になるIsaacは、Corneliusの研究の進捗状況を望遠鏡で覗く毎日だった…。

また、この時代は動乱期で、当時国を治めていたDe Witt兄弟は、突如国を
追われることになる。そして、暴徒化した民衆に殺されてしまう…。
そして、その頃、黒いチューリップの球根をつくることに成功したCornelius
も、Isaacの陰謀により牢獄に入れられてしまう。Corneliusは、３つの黒い
チューリップの球根を持って牢獄に入ったため、それを盗むために家に侵入
してきたIsaacには奪われずにすむ。

何とか死刑を免れたが、終身刑となってしまったCorneliusだったが、牢獄で
働く若く綺麗な女性Rosaと出会い恋に落ちる。そして、２人はRosaの父の目
を盗みながら会うことを重ね、愛を深めていく。
そして、Corneliusは、３つの球根のうち２つをRosaに渡し、黒いチューリッ
プを咲かせ賞金をもらい、本心はRosaと結婚したいものの、終身刑の身ゆえ、
良家の男性と結婚するようRosaに伝える。