ARIEL SS 地球編 (朝日エアロ文庫) の感想

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久しぶりにKINDLE版でまとめ読みしました。面白かったです。好き嫌い分かれるでしょうが笹本先生らしい作品。
メディアもののロボットSFで、ここまで「いかに動かすべきか？」にこだわった作品は無いんじゃないでしょうか。
ARIELの試作段階のエピソードにまだ高３、中３、中１の三人娘がそれぞれ関わっていくのですが、一見荒唐無稽に見える「女性型巨大ロボ」の開発にこんな苦難があったと思うとなんか納得します。後付け感満載ですが、なぜ三人がパイロットになったかの理由付けにもなっています。
緻密すぎるほどの描写と、ホントにシュミレーションやったんじゃないかと思える考察の連続は笹本先生の真骨頂でしょう。
三人がそれぞれの個性で超一流のスタッフをうならせる成果を見せるのが印象的でした。
最後は若かりし岸本天本らいてうさんの物語。この三人、今の時代でもラノベの主役はれそうです。