定本 映画術 ヒッチコック・トリュフォー の感想
参照データ
タイトル | 定本 映画術 ヒッチコック・トリュフォー |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | フランソワ トリュフォー |
販売元 | 晶文社 |
JANコード | 9784794958181 |
カテゴリ | ジャンル別 » エンターテイメント » 演劇・舞台 » 演劇 |
購入者の感想
ヒッチコックの人間的な部分が良く出ている。
例えば、トリュフォーの興味なさそうな話題について、俺も思い入れないんだよね、という感じで流したりするところは目の前の人へのサービス精神や少し気の弱いところを感じさせる。
日記物が好きな人はとても面白く感じるのではないだろうか。
沢山の当時のエピソードが語られており、昔はそうだったのかという視点で見ても面白い。
また、それらを語る切り口にも、人格の側面が見え隠れしている。
映画論については、まあ色んなタイプの監督がいた方がいいよね、という感想。
マクガフィンの扱いについてのヒッチコックの信念は、僕はどちらでも構わないと思う。描写して面白いならやればいいし、不要なら削ればいい。ヒッチコック映画には不要だったのだから、彼のやり方は理に適っている。
細部にかける執念は素晴らしいし、全ての映画がそうあるべきだとは思う。
荒木飛呂彦の新書でこの本を知った。
荒木は激賞していて、何度もこの本を読み直しているという。
さもあらんと感じる。
例えば、トリュフォーの興味なさそうな話題について、俺も思い入れないんだよね、という感じで流したりするところは目の前の人へのサービス精神や少し気の弱いところを感じさせる。
日記物が好きな人はとても面白く感じるのではないだろうか。
沢山の当時のエピソードが語られており、昔はそうだったのかという視点で見ても面白い。
また、それらを語る切り口にも、人格の側面が見え隠れしている。
映画論については、まあ色んなタイプの監督がいた方がいいよね、という感想。
マクガフィンの扱いについてのヒッチコックの信念は、僕はどちらでも構わないと思う。描写して面白いならやればいいし、不要なら削ればいい。ヒッチコック映画には不要だったのだから、彼のやり方は理に適っている。
細部にかける執念は素晴らしいし、全ての映画がそうあるべきだとは思う。
荒木飛呂彦の新書でこの本を知った。
荒木は激賞していて、何度もこの本を読み直しているという。
さもあらんと感じる。
もともと、映画評論を仕事としていたトリュフォーの快心の書とも言えるインタビュー形式を主に用いた映画界の財産となる本といえるでしょう。先ず、トリュフォーが自称ヒッチコック・マニアを名乗るだけあって、読者が一番質問して欲しいと思っていることを的確にヒッチコックに投げかけていく。ソレに対して当のヒッチコックも、そのあまりにも的確でポイントを正確についた質問に、気分良く答えていくのが、読む我々にヒシヒシと伝わってくる。撮影上の細かな演出から、アイデアの出し方まで、映画創りのエキスが生の声で聞こえてくる映画ファンにとっては、教科書ともいえる本となっています。