福島への帰還を進める日本政府の4つの誤り 隠される放射線障害と健康に生きる権利 の感想

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タイトル福島への帰還を進める日本政府の4つの誤り 隠される放射線障害と健康に生きる権利
発売日販売日未定
製作者沢田 昭二
販売元旬報社
JANコード9784845113620
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 災害

購入者の感想

第1章は、放射線被ばく量に対する評価と、被ばくによる病気の評価について。
個人線量計が指向性があって、前方からのガンマ線だけを測定し、下からや後ろからの線をキャッチしないので、1/10程度の読みしか得られないこと。
政府の専門家たちの発病の評価は、広島長崎のデータ(5年経過後からデータを集めた)とチェルノブイリの限られたデータ(3.5年間経過後から)に依拠していて、過小評価になっていること。最近のヤコブロフやバンダジェフスキーの広範な資料を無視していること。
第2章は、政府が行っている「リスクコミュニケーション」。
「安全だ」と言いくるめることだけを目的にしており、対等な話し合いを初めから拒否していること。
第3章は、「放射線リスクに関する基礎的情報」を広報しているが、経済とのバランスに基づく論理を「国際的権威」を持ち出して被害者に犠牲の受忍を押し付けていること。
第4章は、飲食物の汚染管理が不十分であること。
第5章は、「原発事故子ども・被災者支援法」の精神が骨抜きにされている実態。
第6章は、国連特別報告者アナンド・グローバーさんの報告書。この大切な勧告が、日本政府によって完全に無視されている事実。

チェルノブイリの避難基準は5mSv/yの地域は強制避難であり、1~5mSv/yの地域は自主避難をした人に補償金が支払われる。福島県中通り・浜通り(近隣の県も)はそのレベルである。にもかかわらず、政府は20mSv/yの地域に帰還させようとし、避難者に対して補償金を打ち切りつつある。
チェルノブイリでは、上のような対策とったがまだ病気の発生がおさまっていない。
今後日本では恐ろしい事態が出来すると思われる。
われわれの政府は信用できない。

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