流 の感想
参照データ
タイトル | 流 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 東山 彰良 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784062194853 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 文学・評論 » ミステリー・サスペンス・ハードボイルド |
購入者の感想
(中国大陸での内戦に敗れ、台湾に流れてきた)国民党のおじいちゃん達がまだ元気だった1970代後半の台湾を舞台にした青春小説。若かりし頃のやんちゃな武勇伝を持つ祖父が何者かに殺され、その事件の秘密を追うような、もしくは、その秘密に追われるようにして主人公のルーツでもある中国大陸に流れていく。
まずこの時代の台湾という舞台設定がまずユニーク。中国大陸にルーツを持つ台湾人の不確かさが、それだけで小説のネタとして秀逸。自身かつて台湾から日本へ流れてきた経歴のある東山さんが、圧倒的な筆力でもって見事な作品に書き上げたという素晴らしい小説。
楽しかった!
この作品(小説というよりも文学作品という印象)は、ほぼ間違いなく大きな文学賞を獲って日本の文学史に名を刻むことになるでしょう。単にエンタメ小説というには軽い感じがする。いずれ古典になれるエンタメ小説(笑)。今日生まれた赤ちゃんが将来大人になってから読んでも同じように楽しめると思います。
まずこの時代の台湾という舞台設定がまずユニーク。中国大陸にルーツを持つ台湾人の不確かさが、それだけで小説のネタとして秀逸。自身かつて台湾から日本へ流れてきた経歴のある東山さんが、圧倒的な筆力でもって見事な作品に書き上げたという素晴らしい小説。
楽しかった!
この作品(小説というよりも文学作品という印象)は、ほぼ間違いなく大きな文学賞を獲って日本の文学史に名を刻むことになるでしょう。単にエンタメ小説というには軽い感じがする。いずれ古典になれるエンタメ小説(笑)。今日生まれた赤ちゃんが将来大人になってから読んでも同じように楽しめると思います。