文字の組方ルールブック―タテ組編 の感想

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初めて小説で同人誌を出すとき、あるブログにて紹介されていたので、藁にもすがる思いで購入しました。
組方とはなんぞや？フォントサイズやノブってなに？まずはそこから手を付ける全くのド素人が、こちらを端から端まで熟読してどうにか形に出来ました。
商業作品での組方を見比べると、必ずしもこちらで言われているルールを守らなくてもいいのだと知りますが、基本を知らなければ応用も出来ないからこそ今作で得た知識は貴重です。

本を作るときに、どう版面を組めば良いのかということについて、簡単に書かれている書籍。ページ数は少ないが、かえって要点を押さえた内容になっている。例を挙げるときは、概念的な図と実際の組版の例との両方を示している。

内容としては、以下のものがある。特に、振り仮名（ルビ）の付け方には詳しい。
1．行の組方（行頭・行末のきまり、句読点や括弧、ルビの組方など）
2．ページの組方（柱・ノンブル、見出し、箇条書き、前付、後付など）
3．原稿指定の実際

なお、この本はタテ組を扱っているが、ヨコ組編もある。

DTPを勉強するにはこれだけの知識は最低限抑えておいてほしいという一冊でした。
小説を書く方も必見です。
内容もそれ程多くなく、必要な所だけ押さえてあるので丁度良かったです。
ある程度DTPの知識がある方にはもう少し解説があれば良いかな…という感じでした。