もうすぐ絶滅するという紙の書物について の感想
参照データ
タイトル | もうすぐ絶滅するという紙の書物について |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ウンベルト・エーコ |
販売元 | CCCメディアハウス |
JANコード | 9784484101132 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 哲学・思想 » 哲学 |
購入者の感想
バラの名前で有名なエーコ(エコ)とカリエールという劇作家・脚本家の二人が、
司会者が振る観点から書物について語る、という形式です。
二人とも紙の書物に対する熱い気持ち・経験をひたすら語ります。司会者の振った話題・視点から脱線(発展)しまくりで、司会者が本題に戻そうとするのが笑えますが、この人たちはホントに本が好きなんだな〜と思わされます。
ただ、この本が気になる人は多くが紙の本が好きな人だと思います。そのような人たちには二人のインテリが語る内容に思わず「あ、それわかる!」と共感することが多々出てくるはず。エーコと感覚を共有できることなんて、他ではそうそうできない体験ですよ。
また、「自分の本棚にある本を全部読まなくってもいいじゃないか」という彼らのスタンスに、私以外でも多くの人が何か救われた気持ちになるでしょう。そう、「買ったはいいが、ほとんど読んでいない本」についても考えたり、話題豊富。
一方で、電子書籍等に対して紙の本が絶対的に良いと、価値観を押し付けるものでもありません。そこが本物のインテリという感じですが、電子書籍をとにかく否定してくれるのを期待している人にはお勧めできません。彼らの読書や本にまつわる経験・熱き思いに共感できる瞬間に出会えることを期待してください。長文失礼しました。
司会者が振る観点から書物について語る、という形式です。
二人とも紙の書物に対する熱い気持ち・経験をひたすら語ります。司会者の振った話題・視点から脱線(発展)しまくりで、司会者が本題に戻そうとするのが笑えますが、この人たちはホントに本が好きなんだな〜と思わされます。
ただ、この本が気になる人は多くが紙の本が好きな人だと思います。そのような人たちには二人のインテリが語る内容に思わず「あ、それわかる!」と共感することが多々出てくるはず。エーコと感覚を共有できることなんて、他ではそうそうできない体験ですよ。
また、「自分の本棚にある本を全部読まなくってもいいじゃないか」という彼らのスタンスに、私以外でも多くの人が何か救われた気持ちになるでしょう。そう、「買ったはいいが、ほとんど読んでいない本」についても考えたり、話題豊富。
一方で、電子書籍等に対して紙の本が絶対的に良いと、価値観を押し付けるものでもありません。そこが本物のインテリという感じですが、電子書籍をとにかく否定してくれるのを期待している人にはお勧めできません。彼らの読書や本にまつわる経験・熱き思いに共感できる瞬間に出会えることを期待してください。長文失礼しました。