知覚の現象学 (叢書・ウニベルシタス) の感想

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参照データ

タイトル知覚の現象学 (叢書・ウニベルシタス)
発売日販売日未定
製作者モーリス メルロ=ポンティ
販売元法政大学出版局
JANコード9784588099168
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 哲学・思想 » 論理学・現象学

購入者の感想

 『知覚の現象学』はメルロ=ポンティの主著であり師フッサールの『論理学研究』とともに「現象学」の金字塔といえるでしょう。
 メルロ=ポンティは『知覚の現象学』で、フッサールの「事象そのものへ」という理念を継承し、「知覚」がただ外部からの刺激を受け取るだけでなく「意味」や「価値」を付与し処理するさまを描いています。哲学で認識論や心体論を研究されている方はもちろん認知心理学や脳科学を専攻されている方にも示唆に富んだ作品といえるでしょう。
 さて本作や法政大学出版局・中島訳のほかにみすず書房・竹内監訳が存在します。後者の方が原著のページが載っており、引用されることも多く原文の雰囲気をたたえているとは思いますが、日本語だけで読んだ場合前者の方が日本語として自然で読みやすいかと思います。また一巻本でかさ張らない(ただし腕は鍛えられます)ので「とりあえずメルロ=ポンティの代表作を読みたい」という方は法政大学出版版をおすすめします。

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