メタルマックス4 月光のディーヴァ 通常版 の感想

※サンプル画像 クリックで拡大します

発売日に購入して、現在4周回目です。

強敵を倒して戦車を改造してさらなる強敵に挑む、
という戦闘ゲームとしてのメタルマックスシリーズの持ち味は健在です。
この点についていえば、DS版の3と2Rに登場した超改造やレアリティ制を統合して
ブラッシュアップしたことでシリーズ最高峰になったといえます。

一方で、荒廃世界探索ゲームという面でみると、
これまでのMMシリーズプレイヤーでも賛否が分かれるかもしれません。
主人公一行についてまわる設定背景や状況（連行された育ての親を助けろ）が、
行きたい場所に行ってやりたい事を出来る、というこれまでのMMシリーズとの相性が悪い点は否めません。
実際は、これまで通りにいろんな町でクエストや寄り道イベントをしても全く支障はないのですが、
気になる人にとっては気になるのは、致し方ないところです。

ボイスやイベントアニメーションについては
どうせ導入するなら、もう少しクオリティを上げてほしかったのが本音です。
とくにイベントアニメについては、昔のセル塗りのようなノッペリとした絵図はいただけなかった。
声優陣は洋画の吹き替えも行うベテランも多数参加しているので、
そっちに予算持って行かれたのでしょうか・・・。

ついでに、他の方のレビューを読んで「これは違う」と思った点を指摘しておくと、
DLCはソシャゲーやネトゲーとは異なり全く購入せずとも、
ゲーム内で入手できるアイテムだけでクリア可能なバランスになっています。
やたら種類が豊富なので誤解されがちですが本当にオマケの要素です。
過去シリーズに登場したアイテムやキャラクターを思い入れのあるシリーズファンが購入する程度の代物です。
（個人的には課金でも入手できない通販サイト限定DLCアイテムが最強だったりした点が残念）

まとめると、
戦車改造して賞金首を倒しまくるゲームとしてMMが好きなファンなら★5以上、
世紀末世界を探検するゲームとしてのMMが好きな人にとっては★2程度