Adobe Photoshop CS5 Extended Windows版 (32/64bit) (旧製品) の感想

CS5からのアップグレードです。
細かいところが変わっていますね。ただ、微妙に使いづらいです。ほんとにちょっとした操作の時、なんか違和感があります。なれると便利なのでしょうが、こういった基本的なインタフェースに関する部分はあまりいじくらないで欲しかったです。
選択範囲などの精度が上がったとのことですが、CS4からだと人間の髪の毛などの切り取り以外、体感できる違いはありませんね。その他の機能も「コンテンツに応じた塗り」以外は、あまり使用しません。コンテンツに応じた塗りもデザイナーならすでにその手の有名プラグインは持っていたりするので、あまり意味はないかもしれません。
もちろん、その手のプラグインを持っていない場合は、CS5は有効だとは思います。
もちろんこれらの機能は補助的なもので、一発ですべて解決ということではないので、手動での修正は常に必要です。
ただプロでなんのプラグインも所有していない、というのも考えづらいので、そのプラグインが使えなくなるリスクの方が大きいかと思います。

結論としてはCS3-4からは無理にバージョンアップする必要はありません。むしろ4あたりの64ビット版の方が安定性はかなり優れています。
しかし、そこでバージョンアップ制限をかけて無理矢理バージョンアップさせようとする意図が透けて見えるので、アドビは批判されているのでしょうね。アドビにしたら、多数のプラグインで慣れた下位バージョンをいつまでも使われてお金が入ってこないことにいらだったのでしょう。少なくとも直近1バージョンというのはやり過ぎかと・・・

CS5は、作業途中に突然落ちることがあります。安定性に関してはまだ信用できません。
その他の機能も革新的といえるものは特にないかと・・・
すでにプラグインで実用化されているものの焼き直しですしね。
どうしても買わざるを得ない方いがい、はっきり言って買う必要はありません。

なお、エクステンデッドの3D機能を使う場合、かなりメモリが必要です。
メモリを潤沢に用意しないとまともに動作しません。まぁ、これもプラグインに負けているのでよほどの場合以外使わないですが・・・・。