An Introduction to Manifolds (Universitext) の感想

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図書館で目に付いたので借りてみたところ、とても分かりやすかったので購入しました。洋書なので値段が張りましたが＾＾；

内容はといえば、日本語の標準的なテキスト、松本幸夫の「多様体の基礎」に書いてあるものとほとんど同じです。ただ、Loring Tu がこのテキストは Differential Forms in Algebraic Topology の前に読むものとして書いたと言っている通りトポロジー的な要素が比較的強いです。具体的にはド・ラームコホモロジーやマイヤー・ビエトリス系列などが書かれています。

心配になるのは、予備知識がどの程度必要なのかということですが、線形代数と微積分、位相空間がそこそこできれば読み進められるでしょう。学部２年以上の知識があれば大丈夫だと思います。