循環器内科ゴールデンハンドブック の感想

基本的な内容でありどの本も総論から脱却できない辛さがあるが個々の挑戦は自分でやるしかない

循環器はガイドラインや指針が多いので、研修初期は簡単なアンチョコが欲しいところでしょう。
いきなりガイドラインを読むのもしんどいし。
そういうときにこの本が役に立ちます。
でも、チラ見で終わらなくてはいけません。
通読する本ではありません。

この本の特徴は「構成が非常にわかりにくい」こと。
外来パート、入院パート、検査と大きく分かれているが、
どこに自分が探している項目があるのかなかなかわからない。

そして、この本の最大の欠点は、巻末の索引。
この索引が原因で★一つつけたくなる。
それくらい、検索が貧弱です。

たとえば、「急性心筋梗塞」で検索すると、該当が1ページしかない。
しかもそのページはAMIの章ではなく、救急対応のページのわずか数行部分。

ハンドブックという性質上、白衣のポケットに入れて、
何か調べたい時にさっと出して検索するというのが使い方だと思うのだが、
そういう使い方がまったくできないので、困り果てました。
(もしかすると自分のようなレジデントにはあっていない可能性もありますが)

購入をお考えの方は、一度書店で内容を確認することをおすすめします。
(特にご自身が病棟にいるケースを思い描いて索引を開けることをおすすめします)

第2版から3版になって改善されているのかな？
と思って書店で立ち読みしましたがやっぱりダメでした。
にもかかわらず、自分のまわりにも結構持っている人は多い。
そして、やはり同じように「使えない」とみんな思っています。

他の方のレビューでもありますが、名前だけで売れている印象あり。

ポケットに収まるサイズ、書いてある内容・質
からしてレジデントマニュアルでしょうか？
他の同類の本と比べて、カラフルで見やすいです。
お値段も張りますが、内容も値段なりに充実してま
す。
ど忘れしたときにも便利です。0