ヘルプ の感想

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参照データ

タイトルヘルプ
発売日1995-11-01
アーティストオムニバス
販売元ポリドール
JANコード4988005173225
Disc 1 :フェイド・アウェイ
オー・ブラザー
ラヴ・スプレッズ
ラッキー
アドナン
モーニング・エアー
フェイク・ザ・アロマ
シップビルディング
タイム・フォー・リヴィン
スウィーテスト・トゥルース(ショウ・ノー・フィアー)
ビリー・ジョーの唄
サーチライト
雨にぬれても
トム・ペティ・ラヴズ・ヴェルーカ・ソルト
マグニフィセント(荒野の7人より)
メッセージ・トゥ・クロミー
ドリーム・ア・リトル・ドリーム
1,2,3,4,5
アイネ・クライネ・リフト・ムジーク
カム・トゥゲザー
カテゴリ » ミュージック » ジャンル別 » ポップス

購入者の感想

ビートルズにちゃんと普通に音楽として接するのって結構難しいと思う。
あまりに当たり前になっちゃってて、街中や、テレビや、至るところで、いろんな形で流れてるので、なんとなく知ってはいるけれど、ちゃんと一曲聴いたことはない、みたいな感じで、今更のようにCDを買ってきて聞こうっていうのは、よっぽど何かきっかけがあったりしないと、ないと思うので。

音楽好きを自認する人でも、そういう人は多いんじゃないだろうか。
自分の場合も、ずいぶん長い間、ビートルズのイェスタデイといえば、子供の頃にパン屋か何かの出張販売カーが流してたBGMというイメージだったし。

ところが、何かの拍子に、ビートルズとまともに向き合う場面がある。
大げさに言っちゃうと、人生には、今更ながらにビートルズをちゃんと聞いてみようと思うときが、たまにやってきたりするものだ。
そのとき、それまで必ず何かのフィルターを通してしか接していなかった、いわば手垢にまみれた音楽の中から、自分だけのビートルズが現れてくる。

その瞬間を知ってる人は幸運だ。
僕も、初めてアルバムを通して聞いて、I’ve just seen a faceの軽快でどこか郷愁を誘うメロディの後に続くYesterdayが、コーヒーショップの有線で流れる同じ曲とは、全く違って聞こえたことを、今でも覚えている。
それについては、他の何が運が悪くたって自分のビートルズを持てたという点では幸運だったと、胸張って言える。

40年と少し前、人気絶頂の中での孤独の叫びを歌ったとされる曲を冠するこのアルバムは、今もそんなふうに一人一人の心に、一対一で響いてくる力を持っていると思う。
それがすごいと思う。
歴史がどうとか記録がどうとか、売り上げ枚数や数々のエピソードや、そんなことよりも、むき出しの音楽そのものが持つ力が全く色あせてなくて、きっとこれからも色あせることなんてないんだろうなと思えることが。

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