ピアノピースー002 エリーゼのために/ベートーベン (MUSIC FOR PIANO) の感想

確か小学校の頃には弾けていたような。。。久々に電子ピアノの前に座る機会があったので、ベタな曲ですが、練習用に購入しました。びっくりするほど手が動かないので、さらっと弾けるようになるには多分２週間はかかるかと。。。クッション入りの封筒で届きましたけど、厚紙くらいは入れてほしかったですね。少し折れてました。

楽譜のアレンジ物は、手に取って見てみないと買えませんが
こういった定番クラシックや、中身を知っている楽譜等は
Amazonさんで購入した方が時間も、労力も（本によっては重いので）いらないので
とても役立っています。

この曲が弾ければ初級卒業、という目安の曲、といった位置づけでしょうか。
ピアノピース難易度はB（初級上）です。
難しくない割に演奏効果の高い曲です。

有名すぎる曲ですし、この曲に憧れてピアノを始めた人、この曲を目標にしていた人など、思い入れのある人も多いことでしょう。

第一中間部が一番の難所なので、ここに一番時間をかけて練習し、しっかり弾けるようにすることが大事でしょう。
第二中間部の半音階下降も、しばしば出てくるパターンなので、きちんとマスターしておけば後々役に立ちます。

ところで後半部の半音階のところの最高音E7(e4)は、この曲が作曲された時代（1810年頃）のピアノで弾けたのでしょうか。
原典版等にも、何の注意書きもないのですが、E7の音はベートーヴェン最晩年のピアノでも、一部の楽器でしか出せませんでした。
（第20番までの「月光」「テンペスト」などを含む前期ピアノソナタの最高音は、全てF6(f3)まで。ワルトシュタイン、熱情のころやっとC7(c4)まで。ハンマークラヴィーアでは、イギリスのピアノの最高音C7にあわせて修正している記載もある）

テレーゼだかエリーゼだかに捧げる曲に、なぜこんな音域で書いたのか、不思議です。
（捧げた相手のピアノで、この音域を使えるとは限らない。ベートーヴェンは最先端のピアノをメーカーから提供されていたが、大抵の貴族の家にはウィーン式で最高音F6(f3)の楽器しかなかったのでは）
しかし、この点について言及した文献を見たことがありません。0