知的立体パズルゲーム キャストキーII の感想

認知症の祖父のクリスマスプレゼントに購入しました。

数ヶ月前から、デイサービスがない日は暇で手持ち無沙汰でしょうがないといった感じで、

手身近にあるティッシュペーパーの中身を出して箱にぎゅうぎゅうと詰め戻してみたり

靴下や紐などを集めてギッチリ結んで解けなくしたりする行動が目立つようになりました。

そんなこともあって、ティッシュ箱や靴下から注意をそらすことができないかと、

祖父用の暇つぶし道具を探していました。

とりあえず知恵の輪なんかどうだろう、と考え、お店で探してみると

普通の知恵の輪は見た目も作りも小さくて華奢なものが多いんですね。

昔から力仕事をしてきた祖父は、針金ハンガーや、形状記憶合金の眼鏡フレームも

復元不可能なほどにグルグル巻きにしてしまうので、ちょっとどうかなぁ…というものばかり。

なので、普通の針金でできたような知恵の輪だと、すぐに壊されてしまうかも…と思っていたら、

こんなに重厚で大きくて頑丈そうな知恵の輪シリーズを発見。

これなら簡単には壊せまい！と、プレゼントに決定。

渡してみると、「何だろうこれわ？」といった顔をしていたので、

祖父に「この鍵外してくれない？」とお願いしたら、一生懸命、取り外そうとしてくれていました。

「取れないなぁ」「取れないなぁ」と最初はガチャガチャして力ずくで外そうとして表面に傷がついてしまいましたが、

ヒントを与えてやり進めると、「なるほどなぁ」と試行錯誤が面白くなってきたようです。

頭の運動にはもってこいですね。

子供達も、彼らにプレゼントした液晶ゲームは放り投げて、こっちのほうが面白い！と祖父から取り返して遊ぶ始末。

プレゼント全部キャストパズルにすればよかった！と思いました(苦笑)

私もこっそり自分用に買おうと思っています。0