本居宣長〈下〉 (新潮文庫) の感想
参照データ
タイトル | 本居宣長〈下〉 (新潮文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 小林 秀雄 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784101007076 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » 文学・評論 |
購入者の感想
下巻は、伝記的な時系列で進み、遺言に至って円環を閉じる。
宣長への批判に、源氏をやっている頃はまともだったのに、後年はテキスト絶対主義が極端化して、おかしくなったという見方がある。
これに対して、小林秀雄は、宣長はただ学者として一貫していたという。
テキストの内的論理を解き明かそうとすることは何ら狂的でなく、日常的には常識人だったということだろうか。
孔子を「よき人」という宣長は、いわゆる国粋主義ですらないし、小林も自身についてそう言いたかっただろう。
また、時間をおいて再読してみたい。
新潮文庫版は、版面がよく、とても読みやすい。
宣長への批判に、源氏をやっている頃はまともだったのに、後年はテキスト絶対主義が極端化して、おかしくなったという見方がある。
これに対して、小林秀雄は、宣長はただ学者として一貫していたという。
テキストの内的論理を解き明かそうとすることは何ら狂的でなく、日常的には常識人だったということだろうか。
孔子を「よき人」という宣長は、いわゆる国粋主義ですらないし、小林も自身についてそう言いたかっただろう。
また、時間をおいて再読してみたい。
新潮文庫版は、版面がよく、とても読みやすい。