Walden; Or, Life in the Woods (Dover Thrift Editions) の感想

※サンプル画像 クリックで拡大します

人生に悩みはつきものです。
大抵人間関係や金銭問題、健康問題などでしょうか。
私自身もそんな時にこの本、ソローに出合いました。
森や湖の描写の素晴らしさはもちろん人間を見る目が小気味よく笑ってしまうほど。
アメリカの大地に生きることの意義、無意味な人生を送っている人々への問いかけ・・
４０代でこの世を去ったソローはあまりに早く人生を悟り哲学を確立した
偉大な「アメリカ人」ように思えました。
日本はぬるま湯に浸かっているような人種・・と誰かが言った。
私自身、去年「ウォールデン湖」を訪れアメリカ発祥の地に立って肌で感じたのは、
まだまだ美しい国土、にもかかわらずピークを過ぎたような町並みや活気。
それでも様々な人種の人々が「プライド」を持って一生懸命生きている。
日本にもどって違ったけだるさを感じた・・・
今こそ、彼の言葉「The sun is but a morning star」をつぶやく時代なのではと想うこのごろです。