In Fashion: From Runway to Retail, Everything You Need to Know to Break Into the Fashion Industry の感想

この本は、日本でいういうところの就職活動中の学生を対象としたファッション業界の川上（生産）から川下（小売りまたは、メディア）までの業界研究＆アドバイス本です。

日本のファッション業界だけしか知らず、また、ファッション業界に１０年近くいる私にとっても、この本は、非常に有意義でした。

パリやミラノ、はたまたロンドンがファッションの中心であることは明白です。しかしながら、ファッションビジネスという観点で考えると、アメリカのファッション業界の仕組みは、川上から川下まで、知って損はありません。

著者がこのほんで対象にしているのは、ファッション業界にこれから関わりたいと思っている人＝学生のため、「この職種を目指すのであれば、学校はこんなところに入学して、このような学び方をしなさい」といったアドバイス的な口調になっています。
しかしながら、既にファッション業界で働いている人も、この本を読むことで、アメリカのファッションビジネスの全体像を俯瞰することができ、視野を広げることができます。

この本は、学生のみならず、ファッッション業界で経験がある人にとっても、非常に有意義なヒントとなります。