Gargantua [French] の感想

著者49-69歳で、1532-1552年発表の、死ぬ1年前に完成した小説です。
パンタグリュエルも含め全5巻で、5巻目は死後1564年に出版されました。

三代、グラングジエ、ガルガンチュア、パンタグリュエルの冒険物です。
グラングジエは巨人で、食べるのが大好きです。ガルガンチュアは
グラングジエの息子で、不思議な状況で生まれました。彼は母ガルガメル
のお腹の中に11ヶ月居ました。お腹の中に長くいれば居るほど赤ん坊は
偉大な人間になるようです。グラングジエの主催する田舎のパーティ、
マルディ･グラで、彼女はな何万頭の牛を、たらふく食べ、笑い、冗談を
言い、踊っている時生殖器の陰唇から生まれました。ガルガンチュアの
恐るべき背丈は、滑稽な場面で描かれてます。突然、生まれたばかりの子
は乾きで死にそうで、飲み物!、と叫びます。このような渇きを見て驚き、
面白く、父親は何と大きい子か、と叫び、昔のヘブライの習慣に従い、
ガルガンチュアと名づけます。乳を飲ます為、17、913頭の雌牛から乳を
搾ります。ガルガンチュアは白と青の父親の紋章をつけます。白は喜び、
快楽、生、勝利の象徴で青は天上の諸々の象徴です。
三歳から五歳の間、両親が彼に制限を設けない。彼は飲み、食べて寝て、
蝶蝶を追っかけ、快楽に従い、修行を重ねます。木馬を与えられ、立派な
騎士になります。騎馬術に燃えて、自分で木馬を作るまでになります。
グラングジエは戦争から勝利して帰り、子供と再会します。居ない間、
ガルガンチュアはどれが最も良い尻拭き紙か探し、駝鳥の綿毛と結論付け
ます。息子の知性に感心して、グラングジエは有名な神学者、チュバル･
オロフェルンにラテン文学を習わせます。彼は中世の方法でゴシック文学
を暗記させる。息子の悪行さ加減が増すのが分り、チュバル･オロフェルン
が死んだ後、あらたな先生を与えます。友達に相談してユマニストな教師、
ポノクラトを紹介してもらう。ポノクラトがガルガンチュアの先生となる。