日本のうた~震える心 の感想

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参照データ

タイトル日本のうた~震える心
発売日2012-04-25
アーティスト佐藤しのぶ
販売元キングレコード
JANコード4988003420536
Disc 1 :夏は来ぬ
あわて床屋
夕焼小焼
待ちぼうけ
五木の子守唄
茶摘
村祭
白石子守歌
早春賦
故郷
からたちの花
荒城の月
カテゴリミュージック » ジャンル別 » クラシック » オペラ・声楽

購入者の感想

佐藤しのぶさんによる日本のうたを繰り返し聴いています。歌唱も素晴らしいのですが、作曲家・三枝成彰さんの編曲がとても凝っており、今まで聴いたことの無いような独創的なアレンジでそれが本アルバムの価値を高めているのは間違いありません。後世に歌い継いで欲しい曲たちです。聴きなれた曲もアレンジが変ると新鮮な感じがしました。
室内オーケストラのメンバーは、N響ソロコンサートマスターの堀正文さんはじめ、NHK交響楽団の楽団員の方で固めていました。

冒頭の「夏は来ぬ」のオーケストラ・アレンジが懐かしい感じを上手く引き出しています。佐佐木信綱が生み出した珠玉の歌詞、小山作之助作曲の皆が知っているメロディ、今はあまり歌われなくなった日本の古き良き時代の曲がこのように少し新しい感覚で歌われることで、タイトルの『日本のうた 震える心』の意味が見えてきました。忘れている日本の情景が目に浮かぶようです。海外で活躍されている佐藤さんですので、日本情緒の持つ意味を味わい深く歌いあげていました。

北原白秋作詞、山田耕筰作曲の「待ちぼうけ」は、ユーモア溢れる楽しい曲です。「韓非子」を出典とする「守株」の故事成語に由来するこの曲を、巧みなテンポの変化で鮮やかに蘇らせました。森島英子さんのピアノ演奏も小気味よく、息はぴったりとあっています。歌詞の展開と曲調の変化が楽しませます。

高野辰之作詞、岡野貞一作曲の「故郷」のように日本人の誰もが知っている曲を新しいアレンジでその良さを感じ取り、次世代に伝えるべき音楽として再び鑑賞するのもいいでしょう。郷愁が感じられ、日本の原風景ともいえる野山の美しさが眼前に広がるようでした。日頃の生活で忘れている懐かしい感情によって心が満たされ、強い癒し効果が感じられました。伝えるべき日本文化遺産のような楽曲ですし、この素晴らしい演奏がその魅力を高めてくれたことでしょう。

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キングレコードから発売された佐藤しのぶの日本のうた~震える心(JAN:4988003420536)の感想と評価
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