ソヴィエト赤軍興亡史 (3) (欧州戦史シリーズ (Vol.16)) の感想
参照データ
タイトル | ソヴィエト赤軍興亡史 (3) (欧州戦史シリーズ (Vol.16)) |
発売日 | 販売日未定 |
販売元 | 学研 |
JANコード | 9784056024234 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 軍事 » 軍事情勢 |
購入者の感想
ドイツ軍の猛攻を一時跳返した赤軍は一転して攻勢に出るが、名将フォン・マンシュタインの采配によりハリコフで大敗北し、形勢の練り直しを迫られる。スターリンはジューコフ、ワシレフスキーといった赤軍将校の意見具申に素直に耳を傾け、軍の改革を行なう。その柔軟な姿勢はクルクスにおけるドイツ軍に対する完全勝利に結びつき、ついにスターリンは大反攻作戦「パグラチオン作戦」を発動、東部戦線のドイツ軍戦力を消滅させ、ついにベルリンにおいてナチス・ドイツを壊滅に追い込む。その間すでにスターリンは、戦後の西側に対抗するための政治的策動に思いを巡らしていた。戦後、労農赤軍は正式に「ソ連軍」と改称、もうひとつの大国アメリカと対決し、長い冷戦を対峙するスーパー・パワーに成長する。