パラオはなぜ「世界一の親日国」なのか の感想

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参照データ

タイトルパラオはなぜ「世界一の親日国」なのか
発売日販売日未定
製作者井上 和彦
販売元PHP研究所
JANコード9784569824017
カテゴリ » ジャンル別 » 社会・政治 » 外交・国際関係

購入者の感想

同じ著者の「日本が戦ってくれて感謝しています」と、かなりかぶっているが、カラー写真が豊富で見応えがある。戦争当時の白黒写真もあった。
密林に残された戦車、戦闘機、大砲、鉄兜、銃弾、狭い壕、ビール瓶や水筒など、これほど当時の戦跡や兵器が手付かずで数多く遺された地域は他にないと思われる。
パラオのペリリュー島での日本軍の戦いぶりは、青山繁晴氏の「死ぬ理由、生きる理由 英霊の渇く島に問う」に書かれてある硫黄島の戦いぶりと非常に似ている。戦いの前に住民を別の島に避難させ、物量的劣勢をものともせず、「三日ですむ」と思っていた米軍を心底怖がらせ、70日以上も持ちこたえ、米軍に大損害を与えたのである。硫黄島では壕を掘り、ペリリュー島では硬い岩盤にツルハシをふるって強固な陣地を作り、長期間戦い続けた。こうした日本軍の不撓不屈の精神と勇猛さに米軍は感銘し、パラオの人々は称賛している。
第1次世界大戦後、パラオは日本の委任統治領となり、日本はパラオの生活水準向上のために力を入れ、パラオの人々は心から日本に感謝している。「月章旗」と呼ばれるパラオ国旗は、日本の「日章旗」にちなんだものだし、「ダイジョウブ」「オカネ」「コイビト」など多数の日本語がパラオ語となっていたり、パラオ人の名前には日本名が多く使われていたり、日本の神社があるなど、パラオの親日ぶりは世界一と言っていいだろう。

そして他国が称賛している日本軍を、日本政府が冷遇している現実に、著者の井上和彦氏は疑問を呈している。現地の戦争記念館を一般人が私費を投じて整備したり、遺族が私費で行っている遺骨収集作業を厚生省(当時)が妨害したり、2014年9月15日のペリリュー戦終結70周年記念式典に駐パラオ日本大使が参列しなかったり、パラオ人から「日本の総理大臣が靖国神社にお参りに行かないことを聞きました。それから日本人の中に自分の国のために死んだ人々を尊敬していない人がいることを知りました。これは考え直すべきです。英霊がいてこそ日本の国があるんですよ」と言われたことなどを挙げている。

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