こうすればうまくいく! 精神科臨床はじめの一歩 の感想
参照データ
タイトル | こうすればうまくいく! 精神科臨床はじめの一歩 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 宮内 倫也 |
販売元 | 中外医学社 |
JANコード | 9784498129641 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 医学・薬学・看護学・歯科学 » 精神医学 |
購入者の感想
初学者におすすめです。読みやすい文章で、日々の診療ですぐ、使える知識が書いてあります。薬剤が、やや古めなので、薬はこの本の知識をベースに他の文献を読むとしっくりくるかと思います。
若い先生による精神科臨床のスターター的なねらいをもった本。
若手医師の本は万能感があふれていることが多いですが、この先生はそこにブレーキがしっかりとかかっている感じがします。あいまいな部分を大事にして白黒つけようとはしてません。
2部構成で、第1部は間主観的な支持を説いており、ウィニコットや木村敏がベースになっていると思います。第2部は主な精神疾患の生物学的な基礎や薬物治療、病理学的見方や分析的見方を述べてます。
幅広い知識を使って1つの論に拘泥しないところが新鮮でバランスが取れている気がしました。
筆者は、治療は揺らぎをもたらすため、揺らいでも良いような抱えの場をつくることから始めるようにと言ってます。
認知行動療法などの技法を導入する前にきちんと抱えるという泥臭さを重視していて好感が持てます。0
若手医師の本は万能感があふれていることが多いですが、この先生はそこにブレーキがしっかりとかかっている感じがします。あいまいな部分を大事にして白黒つけようとはしてません。
2部構成で、第1部は間主観的な支持を説いており、ウィニコットや木村敏がベースになっていると思います。第2部は主な精神疾患の生物学的な基礎や薬物治療、病理学的見方や分析的見方を述べてます。
幅広い知識を使って1つの論に拘泥しないところが新鮮でバランスが取れている気がしました。
筆者は、治療は揺らぎをもたらすため、揺らいでも良いような抱えの場をつくることから始めるようにと言ってます。
認知行動療法などの技法を導入する前にきちんと抱えるという泥臭さを重視していて好感が持てます。0