The Longest Day の感想
参照データ
タイトル | The Longest Day |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | Cornelius Ryan |
販売元 | Andre Deutsch Ltd |
JANコード | 9780233004570 |
カテゴリ | » 洋書 » Special Features » all foreign books |
購入者の感想
コーネリアス・ライアンの出世作であり、同名の大作映画の原作ともなった戦争ノンフィクションの古典中の古典と言ってよい本だ。
1944年6月6日のノルマンディ上陸作戦当日を焦点とし、有名無名を問わず、この戦いで実際に戦い、あるいは何らかの形で関与した関係者へのインタビューに基づいて構成されている。
「古典」という言い方に違和感を覚える人もいるかもしれないが、すでに1944年から歳月が経過した現在、証言記録に基づいて細部にわたり歴史の記念碑的事件を再構成するという手法をスタンダードとして確立した同書は、やはり古典と呼ぶに相応しい。
惜しむらくは、この記録的小説の扱う期間は6月6日で終わってしまっていること。この後のノルマンディ地区で繰り広げられた激戦の記録を、ライアン氏なりの視点で英米中心の立場から描いていたらパウル・カレルの『彼らは来た』と併読し、よりつぶさに戦いの全容を知ることができたのに、と思ってしまう。それでも、書店で見かけたら、躊躇なく手にすべき一冊であることには変わりはない。
1944年6月6日のノルマンディ上陸作戦当日を焦点とし、有名無名を問わず、この戦いで実際に戦い、あるいは何らかの形で関与した関係者へのインタビューに基づいて構成されている。
「古典」という言い方に違和感を覚える人もいるかもしれないが、すでに1944年から歳月が経過した現在、証言記録に基づいて細部にわたり歴史の記念碑的事件を再構成するという手法をスタンダードとして確立した同書は、やはり古典と呼ぶに相応しい。
惜しむらくは、この記録的小説の扱う期間は6月6日で終わってしまっていること。この後のノルマンディ地区で繰り広げられた激戦の記録を、ライアン氏なりの視点で英米中心の立場から描いていたらパウル・カレルの『彼らは来た』と併読し、よりつぶさに戦いの全容を知ることができたのに、と思ってしまう。それでも、書店で見かけたら、躊躇なく手にすべき一冊であることには変わりはない。