Thoth Tarot Deck の感想
参照データ
タイトル | Thoth Tarot Deck |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | Aleister Crowley |
販売元 | United States Games Systems |
JANコード | 9780913866153 |
カテゴリ | » 洋書 » Special Features » all foreign books |
購入者の感想
悪名高い魔術師、アレイスター・クロウリーは、実際には女流画家フリーダ・ハリス夫人にアドバイス役として雇われたのであって、クロウリーが画家を雇って描かせたのではない。本来は「ハリス夫人のタロット」であり、ハリス夫人はアレイスター・クロウリーの名前が出ることを非常に嫌がったという(発表会にクロウリーは招待してもらえなかった)。にもかかわらず、今日ではアレイスター・クロウリー作のように言われているのが面白い。
新書版より一回り小さいぐらいの、タロットとしては非常に大判なカード。しかし美しさと迫力を堪能するには、このカードサイズがないと駄目なのだろう。
このカードについてはオカルト的に「何かある」などとよく言われるが、4色オフセット印刷でプラスチックコーティングされたカードそのものに魔力があるはずはない。この独特の絵柄が人間の潜在意識に作用し、なにか禍々しいイメージを喚起するからであろう。決しておどろおどろしいオブジェクトが描いてあるわけではないのに、何か人を不安にさせる絵柄・構図・配色である。色彩傾向としては淡色やパステルトーンが多く、通常なら女性向けの穏やかなタロットになるはずで、それと禍々しさとのギャップが、このタロットの最大の魅力だ。
このように素晴らしいカードだが、馬のデッサン(特に顔)は上手くない。ナイトのカードだけがマンガになってしまっているのが惜しい。0
新書版より一回り小さいぐらいの、タロットとしては非常に大判なカード。しかし美しさと迫力を堪能するには、このカードサイズがないと駄目なのだろう。
このカードについてはオカルト的に「何かある」などとよく言われるが、4色オフセット印刷でプラスチックコーティングされたカードそのものに魔力があるはずはない。この独特の絵柄が人間の潜在意識に作用し、なにか禍々しいイメージを喚起するからであろう。決しておどろおどろしいオブジェクトが描いてあるわけではないのに、何か人を不安にさせる絵柄・構図・配色である。色彩傾向としては淡色やパステルトーンが多く、通常なら女性向けの穏やかなタロットになるはずで、それと禍々しさとのギャップが、このタロットの最大の魅力だ。
このように素晴らしいカードだが、馬のデッサン(特に顔)は上手くない。ナイトのカードだけがマンガになってしまっているのが惜しい。0