会社四季報 業界地図 2012年版 の感想
参照データ
タイトル | 会社四季報 業界地図 2012年版 |
発売日 | 販売日未定 |
販売元 | 東洋経済新報社 |
JANコード | 9784492973196 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » ビジネス・経済 » ビジネス実用 |
購入者の感想
日本経済は低迷を続けているものの、その一方で近年の各業界での再編の動きや国際化によって生じた変化には目を見張るものがある。それらを十分把握できている人は少ないのではないだろうか。
本書は128業界に分けて、それぞれの業界内の勢力模様を図で表している本である。会社間の提携関係や出資関係も会社間を矢印でつないで表現している。オールカラーで見やすい。時勢を反映して、原発やエネルギー関連の業界が注目業界として先頭の方に載っている。
「四季報記者のチェックポイント」という欄が設けてあるのも特徴。例えば、電子部品であれば「iPad2の部品コスト構造」とか、水産物の半分が養殖になったとか、吉野家とすきやは牛丼並盛りの原価が50円近く違うとか、流通であれば食品は長期横ばい傾向だが衣料は96年の65パーセント減にまでなっているとか、鉄鉱石・ニッケル・銅などの資源別のメジャー企業の寡占状況などの情報が載っていて、この部分は結構面白い。
あくまでも概観をつかむためのもので、個別の情報は四季報や各社のIR情報を読む必要がある。ただ、業界全体の動向をつかむ用途には良い。
本書は128業界に分けて、それぞれの業界内の勢力模様を図で表している本である。会社間の提携関係や出資関係も会社間を矢印でつないで表現している。オールカラーで見やすい。時勢を反映して、原発やエネルギー関連の業界が注目業界として先頭の方に載っている。
「四季報記者のチェックポイント」という欄が設けてあるのも特徴。例えば、電子部品であれば「iPad2の部品コスト構造」とか、水産物の半分が養殖になったとか、吉野家とすきやは牛丼並盛りの原価が50円近く違うとか、流通であれば食品は長期横ばい傾向だが衣料は96年の65パーセント減にまでなっているとか、鉄鉱石・ニッケル・銅などの資源別のメジャー企業の寡占状況などの情報が載っていて、この部分は結構面白い。
あくまでも概観をつかむためのもので、個別の情報は四季報や各社のIR情報を読む必要がある。ただ、業界全体の動向をつかむ用途には良い。