鳥獣戯画の謎 (別冊宝島 2302) の感想
参照データ
タイトル | 鳥獣戯画の謎 (別冊宝島 2302) |
発売日 | 2015-02-13 |
販売元 | 宝島社 |
JANコード | 9784800236838 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » アート・建築・デザイン » 絵画 |
購入者の感想
東京国立博物館で公開される前に,予習も兼ねてなにか一冊と思っていたが,内容と価格のバランスが良いように思う.
以前,美の巨人というTV番組で「鳥獣擬人戯画」が特集されていたが,そこで紹介されていた内容というか謎もほぼ網羅されている.
展覧会の前半と後半で展示内容が変わるということも,この本で知った.
ちみに,「鳥獣擬人戯画」は甲乙丙丁の4巻からなり,一番目にするのが甲巻の冒頭から中盤箇所となる.乙丙丁については,この本には収載されていないが,ライトファンにとっては甲巻のみで十分と思われる.
絵の掲載状態というか写真の状態も許容範囲.もともと墨一色なので,紙の色や凹凸を再現することにどれだけ意味があるのか分からないし,好みもあろうが,もう少し地色(紙の色としての印刷色)は押さえても良いかとも思った.ちょっと背景が暗い感じがする.本文用紙に現物に多少近い色の用紙を選択するなどの工夫も欲しいところだ.
もともとが絵巻物なのであまり絵柄が大きいと頁めくりの切れ目が鑑賞の妨げになる.多少絵柄は小さいが全体像を見るにはこの程度で良いのだろう.どこかの出版社が巻物状態のものを安価に発売して欲しいものだ.
以前,美の巨人というTV番組で「鳥獣擬人戯画」が特集されていたが,そこで紹介されていた内容というか謎もほぼ網羅されている.
展覧会の前半と後半で展示内容が変わるということも,この本で知った.
ちみに,「鳥獣擬人戯画」は甲乙丙丁の4巻からなり,一番目にするのが甲巻の冒頭から中盤箇所となる.乙丙丁については,この本には収載されていないが,ライトファンにとっては甲巻のみで十分と思われる.
絵の掲載状態というか写真の状態も許容範囲.もともと墨一色なので,紙の色や凹凸を再現することにどれだけ意味があるのか分からないし,好みもあろうが,もう少し地色(紙の色としての印刷色)は押さえても良いかとも思った.ちょっと背景が暗い感じがする.本文用紙に現物に多少近い色の用紙を選択するなどの工夫も欲しいところだ.
もともとが絵巻物なのであまり絵柄が大きいと頁めくりの切れ目が鑑賞の妨げになる.多少絵柄は小さいが全体像を見るにはこの程度で良いのだろう.どこかの出版社が巻物状態のものを安価に発売して欲しいものだ.