ヘルハウス HDリマスター版 [DVD] の感想

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参照データ

タイトルヘルハウス HDリマスター版 [DVD]
発売日2014-08-02
監督ジョン・ハフ
出演ロディ・マクドウォール
販売元20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
JANコード4988142010414
カテゴリDVD » ジャンル別 » 外国映画 » ホラー

購入者の感想

かつてオカルト映画ブームがあった!火付け役は勿論名作「エクソシスト」なわけだが、それに続いてオーメン、サスペリアなど傑作が続いた。ヘルハウスもその一本だ。当時CGなんてものは無く、オカルト現象の映像全てが映画職人達による職人技の逸品で、パソコン上で作るのではなく現場で一つ一つ作ってる賜物である!この映画にも作り手達のエネルギーが一コマ一コマに焼き付いている!

画質や日本語吹き替えには満足しています。
正直映画自体の内容としては時代を感じるというか古臭さがあり、オチにもしっくりこないです。
1973年にはオカルトの名作「エクソシスト」が公開されたということもあってそれと比べ、ホラー映画としてはまったく怖くありませんでした。
(逆にいえばそれぐらいエクソシストが完成されていた)

それでもポルターガイストが妙にリアルだったりして、チープながらも奮闘しているかんじはするし、屋敷の醸し出すゴシックなムードはエドガー・アラン・ポーの小説にでてきそうな雰囲気があって好きです。

また強いていえばラストで判明する悪霊の正体がキモいです。ネタバレになるので言えませんが気になる方は鑑賞してみては?

祝・リマスター化にて再販化!。
Amazon屈指の恐怖幻想映画の強者の方々が優れたレビューをアップされている中、このジャンルに疎い者として今さら何を書き込むんだと言われそうだが、今作は当方にも思い入れ深い映画。
それは、我がご贔屓俳優であったロディ・マクドウォールの思い出と共に始まる。

今はなき名古屋の中日シネラマ劇場で、「未来惑星ザルドス」との2本立てという魅惑のカップリングにて初見したのが14歳。
シネコンなど皆無の当時、私立に通っていた事もあり、友人たちと繁華街の映画館に行くのは同世代の中学生よりは早熟であったものの、字幕付きの外国映画を観る機会はまだまだ少なかった。
で、その頃劇場で鑑賞した映画たち、例えば「ジャッカルの日」や「スティング」「ペーパームーン」らと並んで観ていたのが「ポセイドンアドベンチャー」であり「最後の猿の惑星」。この2作品に引き続き今作にも出演していたのがマクドウォールだった。
マックイーンやニューマン、或いはレッドフォードやホフマンら人気スターではないにも拘わらず、観る映画毎に顔を見せるこの印象的な名前を持つ個性派バイプレーヤ―の事を意識していくうちに、いつしかファンになっていた。
以来、彼の映画はB級だろうがなんだろうが、極力追いかけていた時期がある。
名子役出身であり、そのジンクス故にか一時期俳優業から足を洗いフォトグラファーとして活躍していた頃の写真集を、NYの書店で見つけて購入した事もあった。

やはり「猿の惑星」シリーズが、カムバックを果たした後の代表作と言うのが一般的な見方だし事実その通りだと思うが、今作のフィッシャー役は、彼のお得意のオーバーアクト気味な多彩な表情による性格演技が最も上手く活かされていたな。
中盤までは、地獄邸唯一の生存者として、対立するクライヴ・レヴィルとパメラ・フランクリンの間を行き来するような傍観者の如き位置付けながら、その後の!な展開は、ロディ!と声を掛けたくなる奮闘ぶり。
パンフをチェックして、まだ30代半ばに見えたその風貌だが、実は46才であった事に驚いたのも懐かしい。

どんよりと曇った空の下、黒塗りの車に一人、また一人と乗り込む男女。不安を掻き立てる音楽・・・塀の上を横ぎる黒猫。そして、立ち込める深い霧の中に、禍々しい館のシルエットが浮かび上がる。
傑作ゴシックホラー『ヘルハウス』の開幕だ。

ダニエル・ベラスコ・「吼える巨人」。背徳の限りを尽くし、27人の死体を館に遺し忽然と姿を消した忌わしき伝説。その呪われた「ベラスコの館」で起こる心霊現象に、4人の調査隊が挑む。
物理霊媒のフィッシャー(ロディ・マクドウォール)、心理霊媒のフローレンス(パメラ・フランクリン)そして、霊魂など信じない物理学者のバレット博士(クライブ・レヴィル)と妻アン(ゲイル・ハニカット)。
実はフィッシャーは、20年前にもこの館の調査隊に参加し、唯一生還した人間だった。一週間という期限で、館に乗り込んだ4人を、早くもポルターガイスト現象が襲う。そして、ベラスコの息子を名乗る霊が、フローレンスの寝室に・・・。調査隊に、じわじわと忍び寄る怪異。果たして一行の運命は。そして「吼える巨人」と呼ばれたベラスコの正体は!?

原作・脚本はリチャード・マシスン。マシスンはこの物語を書くにあたり、実話・創作問わず数々の幽霊譚を参考にしたと言われている。そして、数多の幽霊屋敷ものの映画の中でも『ヘルハウス』が根強く支持される理由のひとつに、原作とは違いアメリカからイギリスに舞台を移した点が外せない。プロダクションはアメリカだが、監督はじめ主要スタッフは英国人、撮影もイギリスで行われた。英・米のセンスが融合したハイブリッドなホラー映画なのだ。
ゴースト・ストーリーの本場であり、歴史ある街や古い邸宅などに怪異譚がある事をステイタスにするくらい、英国人は幽霊好き。イギリスやアイルランドは怪談を育む独特の土壌があり、世界に類を見ないユニークなゴースト・ストーリー大国。この映画に使用された館も、ロケハンの時にプロデューサーの一人が「幽霊を見た」とか言って騒いだという話があり、とにかく何でも幽霊と結びつけたくてしょうがないお国柄。

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